2勝2敗、同地区とのホームゲーム、絶対に負けられないWAS戦は17-23で負け、2勝3敗となりました。
またもや1TD以内の負けです、来週の@SFの後にバイウイークがあるのでまだ建て直しは可能だとは思いますが、長年の課題で後回しにしてきた所が全て露になった試合ですし、根本的な部分での対策を考えるのは不可能かもしれません。
結果としてClinton Portisに145ヤード、Ladell Bettsに44ヤードで平均5ヤード取られていますが、ランディフェンスが悪かったわけではありません。サードダウンで3-4ヤード程度を止められなかった為にドライブを断ち切れずにキャリーが増え、ロングドライブされた為に疲れてしまったのが原因でしょう。
そしてこの試合でサードダウンを切れなかったのはChris Cooleyを全く止められなかったのが原因です。マークに付き続けたStewart Bardleyはスピードで完全に振り切られ、まったくお話になりませんでした。TE対策はMicheal Lewisに不合格を出して以来の課題です、その後Brian DawkinsがTEのカバーをする事でなんとかしてきましたが、Dawkinsの衰えも酷く2週目にはJason Wittenに子ども扱いされています。
開幕週も圧勝の影でQuintin Mikellのカバーだけが問題でした、そこでこの試合ではBradleyを使う事になったのでしょう、しかしマンツーマンではスピードで話され、ゾーンでは一歩目のスピードがぜんぜん足りない状態でした。今のチームでTEをカバー出来るサイズとスピードを持っているのはOmar Gaitherだけだと思うのですが、Bradleyを使い続けています。これはCooleyfがBradleyとの1対1になるコースに入ってきたのも影響しているのですが、それ以上に無線機を付けたBradleyを下げられないのを狙い撃ちされる事を想定していないとしか思えない無策です。
Gaitherは去年MLBで1シーズンやっているのですからBradleyとポジションチェンジをする事も出来るでしょう、Bradleyは去年WLBだったのですから。CooleyがTE以外にもワイドアウト、FB、HBとあらゆる位置から出発してマークを絞らせなかったのもありますが、ディフェンスのアジャストという面で素直過ぎました。
ニッケルにするとランが止まらないからニッケルを使えずにCooleyとPortisに良い様にやられ続けるだけの試合でした。これはLBとSにスペアが居ないですし、もうどうしようもない構造欠陥です。唯一のスペアパーツはルーキーのQuintin Dempsでしょう、カレッジで17INTを記録していますし6-0のFSですからチームのDBでは一番大きいと言う事になります。しかし、Dawkinsは下げられません(下げても良いと思いますけど)そしてランディフェンスで獅子奮迅の働きをしているMikellも下げられません、つまりサードダウンのような場面で変える事は有っても、通常体型ではこのままのメンバーで戦い続けるしか選択肢がありません(来週のSFにもVernon Davis、Frank Goreと居ますから、Demps投入のテストをするには良い相手だとは思いますがやらないでしょう)
TE対策が無ければ、この地区で勝てないと分かっているのに効果的な対策を取れなかった結果を今年も甘受する事になりそうです。
オフェンスは手が打てるのに打たなかったという意味では、ディフェンスよりもイライラが募ります。今年はスクリーンが全くでません、何らかの形で読まれているのは明らかなのにこの試合でも鍵を握る場面でスクリーンを使い止められ続けました。
そしてBrian Westbrookにスピード感が無い事を見ても完治には程遠い状態にもかかわらずCorrell Buckhaterに出番は回ってきませんでした。ディフェンスがロングドライブされ、疲労回復と対策を練るだけの時間を作らなければならないのに、そう言う事を一切考えないプレイコールを繰り返しています。
この試合WAS側はCB1枚とSLBを怪我で欠いています、そして前からSは人材難ですからニッケルディフェンスを引かす事で優位を引き出せると私は考えていましたが、どうもコーチ陣はSLBのバックアップを付く事を考えたようです。3WRにしてDeSean Jacksonをスロットから使う事でミスマッチを作るか、L.J Smithを使えばいいわけです(怪我で使えないならばBrent Celekも居ます。TE3番手のMatt SchobelをアクティブにしなかったのですからL.Jの怪我が酷いとは思えませんが)しかし、L.Jを使ってSLBのバックアップを攻める事も、3WRセットでミスマッチを作る事もほとんどしませんでした。序盤エンドアラウンドが効果的だったのですから、Hank Baskett,Reggie Brownとブロック得意のWRとDeSeanを組み合わせてエンドアラウンド、変則のプレイアクションと言う様な使い方をハーフタイムで考えてくれると期待したのですがそうはなりませんでした。ショートスラントを落とし続け、London Fletcherの後ろに落とすミドルもキャッチミスを連発しました。これではレシーバーを増やす事をためらうのも仕方が無いのかもしれませんが・・・
相手が嫌がることよりも、自分のしたい事をするAndy Reidの根本が悪い方に出た試合と言えるでしょう。
そして、David Akersはこの試合もFGを外しています、結果6点差ですからFGが成功していれば違う展開になったでしょう。使われないJ.R Reedか使い物にならない(STでは活躍しているようです)Sean Considineをカットしてキックオフと50ヤード(45ヤード)専用の長距離砲を入れた方がチームの為になるのではないかと思います。もうAkersのプライドなどを考慮している場合ではないです。
TE対策、手詰まりを打開出来ないプレイコール、Akersの衰え、この3年間改善出来なかったものが全てこの試合に出ました。それでも6点差なのです、弱くは無いはずです、だとしても根本的な欠陥が完全に浮き彫りになり即効性の有る対策が見当たりません。良いチームのままで終わる事になりそうです。
もう1つ、前半最後の2シリーズですね、この試合を分けたのは。Cooleyにやられ続けてBardleyが混乱しているのははっきり見えました、あそこで冷静になる時間をオフェンスが与えたら(前半終了まで時間を使えたら)負けずに済んだのではないかと思います。2年目でスターター5試合目の若者に無線を付けさせた上にプロボウラーを1対1で見るのは重圧を掛けすぎでしょう。
後半最初のシリーズ以降、サードダウンで中途半端なプレイが目立ちました。ブリッツしつつもスクリーンを一瞬見てから入っていくような様子見をしています。Cooleyに投げればカバー出来ないのですから、ブリッツするなら早いタイミングしかないのに、なぜ様子見をさせるのか、ディフェンスのプレイコールにも疑問が残りました。
またもや1TD以内の負けです、来週の@SFの後にバイウイークがあるのでまだ建て直しは可能だとは思いますが、長年の課題で後回しにしてきた所が全て露になった試合ですし、根本的な部分での対策を考えるのは不可能かもしれません。
結果としてClinton Portisに145ヤード、Ladell Bettsに44ヤードで平均5ヤード取られていますが、ランディフェンスが悪かったわけではありません。サードダウンで3-4ヤード程度を止められなかった為にドライブを断ち切れずにキャリーが増え、ロングドライブされた為に疲れてしまったのが原因でしょう。
そしてこの試合でサードダウンを切れなかったのはChris Cooleyを全く止められなかったのが原因です。マークに付き続けたStewart Bardleyはスピードで完全に振り切られ、まったくお話になりませんでした。TE対策はMicheal Lewisに不合格を出して以来の課題です、その後Brian DawkinsがTEのカバーをする事でなんとかしてきましたが、Dawkinsの衰えも酷く2週目にはJason Wittenに子ども扱いされています。
開幕週も圧勝の影でQuintin Mikellのカバーだけが問題でした、そこでこの試合ではBradleyを使う事になったのでしょう、しかしマンツーマンではスピードで話され、ゾーンでは一歩目のスピードがぜんぜん足りない状態でした。今のチームでTEをカバー出来るサイズとスピードを持っているのはOmar Gaitherだけだと思うのですが、Bradleyを使い続けています。これはCooleyfがBradleyとの1対1になるコースに入ってきたのも影響しているのですが、それ以上に無線機を付けたBradleyを下げられないのを狙い撃ちされる事を想定していないとしか思えない無策です。
Gaitherは去年MLBで1シーズンやっているのですからBradleyとポジションチェンジをする事も出来るでしょう、Bradleyは去年WLBだったのですから。CooleyがTE以外にもワイドアウト、FB、HBとあらゆる位置から出発してマークを絞らせなかったのもありますが、ディフェンスのアジャストという面で素直過ぎました。
ニッケルにするとランが止まらないからニッケルを使えずにCooleyとPortisに良い様にやられ続けるだけの試合でした。これはLBとSにスペアが居ないですし、もうどうしようもない構造欠陥です。唯一のスペアパーツはルーキーのQuintin Dempsでしょう、カレッジで17INTを記録していますし6-0のFSですからチームのDBでは一番大きいと言う事になります。しかし、Dawkinsは下げられません(下げても良いと思いますけど)そしてランディフェンスで獅子奮迅の働きをしているMikellも下げられません、つまりサードダウンのような場面で変える事は有っても、通常体型ではこのままのメンバーで戦い続けるしか選択肢がありません(来週のSFにもVernon Davis、Frank Goreと居ますから、Demps投入のテストをするには良い相手だとは思いますがやらないでしょう)
TE対策が無ければ、この地区で勝てないと分かっているのに効果的な対策を取れなかった結果を今年も甘受する事になりそうです。
オフェンスは手が打てるのに打たなかったという意味では、ディフェンスよりもイライラが募ります。今年はスクリーンが全くでません、何らかの形で読まれているのは明らかなのにこの試合でも鍵を握る場面でスクリーンを使い止められ続けました。
そしてBrian Westbrookにスピード感が無い事を見ても完治には程遠い状態にもかかわらずCorrell Buckhaterに出番は回ってきませんでした。ディフェンスがロングドライブされ、疲労回復と対策を練るだけの時間を作らなければならないのに、そう言う事を一切考えないプレイコールを繰り返しています。
この試合WAS側はCB1枚とSLBを怪我で欠いています、そして前からSは人材難ですからニッケルディフェンスを引かす事で優位を引き出せると私は考えていましたが、どうもコーチ陣はSLBのバックアップを付く事を考えたようです。3WRにしてDeSean Jacksonをスロットから使う事でミスマッチを作るか、L.J Smithを使えばいいわけです(怪我で使えないならばBrent Celekも居ます。TE3番手のMatt SchobelをアクティブにしなかったのですからL.Jの怪我が酷いとは思えませんが)しかし、L.Jを使ってSLBのバックアップを攻める事も、3WRセットでミスマッチを作る事もほとんどしませんでした。序盤エンドアラウンドが効果的だったのですから、Hank Baskett,Reggie Brownとブロック得意のWRとDeSeanを組み合わせてエンドアラウンド、変則のプレイアクションと言う様な使い方をハーフタイムで考えてくれると期待したのですがそうはなりませんでした。ショートスラントを落とし続け、London Fletcherの後ろに落とすミドルもキャッチミスを連発しました。これではレシーバーを増やす事をためらうのも仕方が無いのかもしれませんが・・・
相手が嫌がることよりも、自分のしたい事をするAndy Reidの根本が悪い方に出た試合と言えるでしょう。
そして、David Akersはこの試合もFGを外しています、結果6点差ですからFGが成功していれば違う展開になったでしょう。使われないJ.R Reedか使い物にならない(STでは活躍しているようです)Sean Considineをカットしてキックオフと50ヤード(45ヤード)専用の長距離砲を入れた方がチームの為になるのではないかと思います。もうAkersのプライドなどを考慮している場合ではないです。
TE対策、手詰まりを打開出来ないプレイコール、Akersの衰え、この3年間改善出来なかったものが全てこの試合に出ました。それでも6点差なのです、弱くは無いはずです、だとしても根本的な欠陥が完全に浮き彫りになり即効性の有る対策が見当たりません。良いチームのままで終わる事になりそうです。
もう1つ、前半最後の2シリーズですね、この試合を分けたのは。Cooleyにやられ続けてBardleyが混乱しているのははっきり見えました、あそこで冷静になる時間をオフェンスが与えたら(前半終了まで時間を使えたら)負けずに済んだのではないかと思います。2年目でスターター5試合目の若者に無線を付けさせた上にプロボウラーを1対1で見るのは重圧を掛けすぎでしょう。
後半最初のシリーズ以降、サードダウンで中途半端なプレイが目立ちました。ブリッツしつつもスクリーンを一瞬見てから入っていくような様子見をしています。Cooleyに投げればカバー出来ないのですから、ブリッツするなら早いタイミングしかないのに、なぜ様子見をさせるのか、ディフェンスのプレイコールにも疑問が残りました。