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オフェンスは改善されてきました

2008-10-28 07:03:51 | イーグルス
 1999年にHCに就任して以来休み明けは無敗のAndy ReidですがATL戦に勝って10連勝になりました。27-14と最後は点差が付きましたがそこまで楽は試合では有りませんでした。

 Brian Westbrookが復帰した事でランオフェンスが復活しました、ラインはそれほど押せては居ないのですが、少しでもでこぼこがあればその隙間に飛び込む事が出来るWestbrookの能力の高さは本当に素晴らしいです。この試合ランが成功した要因はインサイドに早いタイミングで飛び込ませた事でしょう、スクリメージでホールが無くてもそこでOLの背中に隠れ、ルート再検索からそこに飛び込む判断とスピード、そして密集を抜ける腰の強さば抜群です。外を回してオープンでの1対1をやらせるよりも密集からなんとなく抜けてくるランを狙うのが今のWestbrookの能力を活かす事になるのだと思いますし、Shawn Andrewsが居なくてもインサイドを狙わせるべきでしょう。

 Kevin Curtisが復帰しDeSean Jacksonとスターターで組む事になりました、結局Reggie Brownは欠場しています。DeSeanはミドルを3本取り72ヤード、Curtisも45ヤードを稼ぎました、Westbrookのランに呼応する形でミドルへのパスが出るようになるとディフェンスを破壊する事が出来る様になります、あとはTEとスロットがショートのパスを拾えればオフェンスは完成するでしょう。
 Donovan McNabbのコントロールに乱れはありましたし逆球も有ったのですが、取れそうなボールを落とすシーンがまだまだ有ります。まあINT貰ってるはずのボールをDBがポロポロ落としてますからあれはあれで良いのかもしれませんけれど・・・。ドローでのTDやスクランブルでのファーストダウンとらしさが戻って事は良い事でしょう、ロングゲインが無いとしても10ヤード程度をいつでも取れるようになればディフェンスはカバーの為に1人残さなければなりませんから。

 Michael Turnerのランを58ヤードに抑えました、その分パスは通されましたが重戦車に押し切られる欠点を改善した事は評価しましょう。TEを使われてDLとLBを分断されなければ破綻しないで済むと言う事なのでしょう、次の課題はTEをカバーしつつランを止める事です。
 Roddy Whiteに2TDとやられました、Brian Dawkinsはあのプレイは誰かがタックル出来ると考えてINT狙いに行ったのかもしれませんがその後の反応の遅れに問題が有りました、2本目は投げたほうが上手いと言うパスでしたが3人居る所を抜かれてはいけません。ゾーンカバーげ下手なのも致命傷ですし、エンドゾーンで後ろが狭い事を上手く使えないのも問題です。
 点数よりも時間を使わせたいのは分かるのですが、何の工夫も無くやられているように見えます。負ける試合にはサックを奪ったりして3rd&15とかを作っているのにそこをクリアされてあとは消極的になりずるずる下がり立て直せなくなるドライブが必ず有ります。プリベント中でもブリッツを入れてみるとか工夫が必要です、SF戦ではゾーンブリッツを混ぜてINTを奪ったりしているのですから工夫は出来るはずです。
 2つのINTはMatt Ryanの若さが出ました、何度か対戦していれば投げない所に2つとも投げています。Asante Samuelが付いていてあのゾーンにフック系を投げるのはダメです。Lito Sheppardのエンドゾーンはもっとサイドラインぎりぎりに投げなきゃいけませんね、あそこもLitoの一番得意な場所です。
 
 DeSeanがあわやセーフティー(と言うかセーフティー貰ったように見えました)の逃げ回るリターンがありました。消極的になって良い所まで消さなくても良いのですが、そろそろお馬鹿なプレイは減らさなければいけません。

 
 この試合の収穫はオフェンスのプレイコールにあるでしょう、インサイドへのシンプルなランを出すようになりましたし、ファーストダウンパス失敗、セカンドダウンランで4ヤード、サードダウンクリア出来ずに終わり。特に2nd&10でランしかコールしない悪癖が出なかったのは良い方向に進んでいます。それとファーストダウンでサードダウンまで考えたプレイを使っていた印象が有ります、失敗してもディフェンスにこういうのも出来るというのを見せる為のプレイを使っていた事が試合全般を通じてATLディフェンスにプレッシャーを掛けていたでしょう。