イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

今年もアシスタント流出

2007-01-24 02:36:59 | イーグルス
 HCを交代させたチーム全ての新HCも決まり、スタッフ集めが活発になっています。今年Eaglesのスタッフで引き抜かれるとすればQBコーチのPat Shurmurだろうと考えていたのですが、LBコーチのSteve SpagnuoloがNYGのDCとして引き抜かれました。
 SpagnuoloはAndy Reid・Jim Johnson体制になった1999年にコーチ見習いとしてEaglesに参加し、2001年からDBコーチ、2004年からLBコーチを務めていました。2001年から2003年のDBは大ベテランを固定して使ってただけですし2004年からのLBで成長した選手は今年のOmar Gaither程度でそれほど有能と言う印象は無いのですが、CHIのDCで毎年HC候補として名前が出るようになったRon RiveraもLBコーチとして何を残した訳ではないですからコーチとしての実績とコーディネイターとしての能力は別なのかもしれません。
 Jim Johnsonとしては長年可愛がってきた子飼いのアシスタントを失った事になります、問題なのはその穴埋め人事です。これまでSを主に担当していたDBコーチSean McDermottをLBコーチに回し、これまでSTコーディネイターとしてST部門の責任者だったJohn HarbaughをDBコーチの後任に充てました。DBコーチにはCB担当のTrent Waltersも居ますからST専門のHaebaughはDBコーチアシスタントのような形になるのかもしれませんが、DBコーチはもう1人2年前にCINに引き抜かれていますので2年間で入れ替わる事になりました。ニッケルのRoderick Hoodの後任・Brian Dawkinsの後継者の育成、SSの新スターターSean Considineを一人前にする必要も有り今チームで最も人材が必要なのはDBコーチだと思うのですが、ST不振の責任を取らせるような人事をするポジションではない筈です。
 そしてSTコーディネイターですが、去年どこだったか忘れましたがHarbaughのアシスタントを務めて居た人材を引き抜かれて居る事もあり、新しいSTコーディネイターを探す事になったようです。今シーズンはDavid Akers、Dirk Johnsonと飛距離不足に泣きましたし、リターンチームも低迷しました。これはHarbaughだけの責任ではないと思います、建て直しに新しい血を入れる事は悪い事ではないですが今以上の人材を確保できるのか不安になります。
 
 毎年のようにアシスタントを引き抜かれる事でチーム力を削がれるのはどこにでも有る事なのですが、今回の引き抜きは出て行った人材よりも後任人事の不可解さで問題が大きくなるような気がします。

 QBコーチのPat ShurmurはMINに行ったBrad ChillressがOCとして呼びたがっていた人材なのですが、今度はARIのOCと言う話も有るようです。ARI側から面接の許可を求められているという話が有ります。手放すべき人材ではないですがOCで呼ばれれば栄転ですから断らないでしょうね・・・。

Westbrookのパートナー探し

2007-01-23 08:50:21 | イーグルス
 RB これまで過保護なまでにプレイ回数を制限してきたBrian Westbrookのキャリーを増やし、膝の怪我に泣いたCorrell Buckhalterもフィールドに帰って来ました。しかし、2年目のRyan Moatsは芽が出ず、Reno Maheはリターン専門でしか起用されませんでした。

 Brian Westbrook 
 15試合出場 ラン 240回 1217ヤード 平均5,1ヤード TD7  パス 77回 699ヤード 平均9,1ヤード 4TD
 膝を痛めて1試合欠場した影響もありシーズン前半は1試合に付き10キャリーだったのがMarty Mornhinwegがプレイコールをするようになってから毎試合20キャリーする事になり100ヤードゲームを連発しました。シーズン前半は膝を痛め、後半はウイルス性の胃腸炎に悩まされ続けてキャリア初めての1000ヤードラッシュの成績を残しました。
 20キャリー100ヤードをシーズン後半連発はしましたが、やはり耐久性とインサイドでの確実性に劣る事に変わりは有りません。20キャリーする事も出来る事は周囲にアピールできました、来シーズンは15キャリーで良いから全ての試合に万全の状態でプレイする事を期待します。今シーズンは使い過ぎました、多分2007シーズンに反動が来る事になるでしょう、20キャリーで16試合使おうとすればパンクする事につながる筈です。
 RBとしてリーグ2位のパスキャッチ・ヤードを記録しました。WRとしても起用できるキャッチ力はスクリーンだけでなくショートパスの受け手としても起用されました。RACも素晴らしいですし、スクリーンパスはオフェンス停滞時の切り札として今後も活用されるでしょう。

 Correll Buckhalter
 16試合出場 ラン 83回 342ヤード 平均4,2ヤード TD2  パス 24回 256ヤード 1TD
 両膝の手術で過去2シーズン全休からやっと復帰しました。これまでよりもやや体重を落としスピードを向上させたようで、スクリメージを突破して10ヤード程度のゲインをする場面も見られるようになりましたが、インサイドでの堅実性は見劣りするようになりました。普通にNo2RBとして起用するには十分な能力を持っていますが、Westbrookの相棒としてはインサイドでのパワーが足りません。パスキャッチは上手いですがダウンフィールドでLBを振り切るようなカットを切れるような選手では有りません、あくまでもセーフティバルブとしてのレシーバーでしょう。
 ルーキー時の3年契約+RFAの1年契約+契約延長の2年契約とEaglesでの6シーズンが終了してUFAになります。再契約するかどうかは微妙な情勢です、Andy Reidのお気に入りの選手なのですが、Westbrookと組むにはパワーが足りませんし怪我をした場合にスターターで起用するだけの能力は有りません。ドラフト上位を使う予定ならば放出でしょう、ドラフト下位で指名する程度の予定ならば単年契約でキープしてキャンプで競争させると予想します、他チームから大金で引き抜かれる事は多分無いと思います。

 Ryan Moats
 5試合出場 ラン 22回 69ヤード 平均3,1ヤード
 2005シーズン後半Westbrookの怪我でスターターに昇格して、平均5,1ヤードを記録して2年目の今シーズン期待されましたがファンブル連発でコーチ陣の信頼を失い試合に出る事すら無くなりました。シーズン中盤以降、足首や腿、膝に軽い怪我を負った事も試合に起用されない一因だとは思いますが、主力温存のATL戦では11回22ヤードの成績に終わりました。怪我が多い事、ファンブルが多い事、やってはいけない時に反則をしてしまう事とコーチに嫌われるのに十分過ぎる現状を改善しなければ非凡なスピードを持っていても起用される事は無いでしょう。

 Reno Mahe
 16試合出場 ラン 4回 18ヤード 平均4,5ヤード  パス 1回 5ヤード  パントリターン 18回 169ヤード 平均9,4ヤード キックリターン 30回 667ヤード 平均22,2ヤード
 2005シーズンは12,1ヤードでPR1位になりましたが、今シーズンはPR,KR共に平凡な数字に終わりました。マフしない事を最優先にした起用ですから、平凡な数字しか残せないのは仕方有りません、Andy Reidと同じBYU出身だから起用されているだけでしょう。
 RFAでの1年契約が終わりUFAになります、能力的に見るべきものは有りませんが他にリターナーが居ないのも事実です。再契約するのならば他のリターナー候補をFAで引っ張ってくる方が話が早いでしょう。


 FB Thomas Tapeh
 14試合出場 ラン 5回 9ヤード 平均1,8ヤード  パス 16回 85ヤード 5,3ヤード 1TD
 リードブロッカーとして急成長したシーズンになりました、オープンに流れながらLBを拾うプレイを得意として、Westbrookのビックゲインを何度も導きました。インサイドをこじ開けるようなプレイをするにはパワーが足りませんが、Westbrookのスピードに付いていく事を考えればスピードを殺してパワーアップする事が正しいかどうかは難しい判断になるでしょう。パスキャッチも上手く、使う気になればRBとしても起用できます。特別インサイドでパワーが有る訳ではないですからタイミングを変える以外でボールを持つ事は無いでしょう。

 
 Westbrookはエースランナーとして独り立ちしたシーズンになりました。しかし、RBとして全ての能力を持っているわけでは有りません。インサイドランナーとしての能力が抜け落ちていますからそれを補助するRBが必要になります。Buckhalterにもう一度賭けるのか、ドラフトで獲得するのか、FAで補強するのかは分かりません。しかし、インサイドランナーの強化が必要な事はハッキリしています、Buckhalter残留以外に何らかの手段を講じる事を期待します。

McNabb&Feeleyで大丈夫

2007-01-21 22:55:21 | イーグルス
 ポジション毎に2006シーズンを分析してみます。

 QB Donovan McNabbからJeff Garciaに交代した事と、プレイコールがAndy ReidからMarty Mornhinwegへ入れ替わった事、どちらが影響したのかと言えばラン中心のプレイコールへの転向の方が大きな影響が有ったと思うのですが、ここ数年不振だったGarciaが素晴らしいプレイを見せました。

 Donovan McNabb

 10試合出場(10試合先発)パス316回で180回成功 成功率57% 2647ヤード18TD6INT レーティング95,5

 Donte Stallworthが加入した事で強肩を活かす事が出来ました、McNabbの特色は素晴らしいロングパスの精度とロングパスを投げるまでパスラッシュから逃げる脚力に有ります。そしてINTの少なさも特筆すべき記録ですが、これはWRですら取れない剛球とレシーバーとディフェンスが競り合うようなボールを投げる事を嫌う事が大きく影響しています。ロングパスにしても高さで競り合わせるようなボールではなく、決められたポイントに落とすようなボールを投げます、慎重なのかコントロール的に投げられないのかは微妙な所でしょう。
 2年連続シーズン途中でフィールドを去りましたが18TDで6INT,レーティング95で9週目までの成績ではリーグ2位のパスヤードでしたから素晴らしいシーズンを送ったと評価するべきです。ショートパスのコントロールが悪いのは相変わらずですが、今シーズンはショートを投げる場面自体が極端に少なかったように思えます。久しぶりにスクランブルを多用したシーズンになっていたのですが、膝の怪我をした事で2007シーズンはスクランブルを封印する事になるでしょう。
 10週目のTEN戦でサイドライン際でボールを投げ捨てた後にヒットされ右膝の前十時靭帯断絶の大怪我を負いシーズンエンドとなりました。この怪我にMcNabbの責任は全く有りません。ロールアウトしながら追いかけるパスラッシュを確認した後にサイドライン際に居たReggie Brownに投げ、そのままサイドラインの外に出た後にヒットされています。投げた後に立ち止まればヒットされると判断してしっかりサイドラインの外まで逃げたのにヒットされてしまったのですから、もうどうしようも有りませんでした。
 復帰は8月から10月と執刀医は診断していますが、すでに歩く事は出来ますしプール内で走るリハビリも行っています、これは予定よりもかなり早くリハビリが進んでいるようで7月末のトレーニングキャンプの開始にはチームに復帰出来るのではないかと言う情報も有ります。


 Jeff Garcia

 8試合出場(6試合先発ですがATL戦は1シリーズのみの出場です)パス188回で116回成功 成功率61,7% 1309ヤード10TD2INT レーティング95,8

 McNabbが負傷したTEN戦、初先発になったIND戦と良い所無しでA.J Feeleyへのスイッチを期待する声も出ましたが、その後立て直してプレイオフを含めれば8試合を6勝2敗で乗り切りました。期待されたショートパスを繋ぐ正統派WCOではなく、よれよれのボールながらオープンのWRを探す能力で投げ込んだロングパスと怪我を恐れないスクランブルでチームを牽引しました。
 卓越したリーダーシップで空中分解寸前のチームを纏め上げましたが、QBとしての能力と言う点ではそれほどの物は残っていません。OLが成熟した事と大き目のロールアウトで十分な時間を与えられ、Brian Westbrookのランを警戒せざるを得ない状態だった事は差し引くべきでしょう。
 1年契約でしたのでUFAになります、再契約してくれればACLから復帰になるMcNabbが間に合わなかった場合の保険として心強いです。McNabbのリハビリに時間を掛ける事が出来ると言うだけでも再契約の価値は有るでしょう、ただ37歳のGarciaにとって良い契約をする最後のチャンスですからスターターとして迎えるチームが有ればそれを優先するでしょう。


 A.J Feeley

 1試合出場(事実上1試合先発)パス38回投げて26回成功 成功率68,4% 342ヤード3TD0INT レーティング122,9

 ATL戦開始直後に地区優勝が決定した為にレギュラーシーズン最終戦はセカンドチームで戦う事になりました。OLはNFL初スターターと言うより実質初出場が2人入り、WR,TEはセカンドチーム、RBはエースのWestbrookは温存Correll BuckhalterとRyan Moatsは怪我で本来の動きとは程遠い状態の酷い状況の中、キャリア始めての300ヤード越えと素晴らしい活躍をしました。
 Garciaに交代後2試合機能しない事も有り若く過去に窮地を救った実績のあるFeeley待望論が沸きあがりましたが、Garciaが持ち直した事でチャンスを与えられませんでした。そして巡ってきたチャンスをしっかり物にしています。Garciaとの再契約が出来無い場合でもFeeleyを起用する事が出来ると計算出来るだけの仕事をしました、放送無かったので2年間でどう代わったのかは良く分かりません。

 
 Koy Detmer

 Feeleyの加入でキャンプ中に解雇されましたがプレイオフに入りホルダーとしてチームに復帰しました。QBとしてはもう使い物にはならないでしょう、ホルダー専門をロスターに入れる余裕は無いでしょうからチームのQB事情で2007シーズンチームに居るかが決まります。Garciaがチームに残れば100%解雇、ルーキーのQBが活躍すれば解雇と言う事になるでしょう。今シーズン同様に何かが起きた時にはいつでも呼び寄せる事が出来るEagles専属のFAのような形になるのではないかと思います。



 来年McNabbとFeeleyがチームに居る事はほぼ間違い有りません。もう1人がGarciaになるのかDetmerなのかルーキーを育成するのか、これは予想が出来ません。McNabbのリハビリが順調に進んでいる事を考えればGarciaはこのまま手放してドラフト下位で指名した後にDetmerと争わせるのではないかと考えます。

McNabbを優先

2007-01-20 09:11:16 | イーグルス
 Andy Reidが地元ラジオ局のインタビューで来年のQBはDonovan McNabbを最優先する事を発表しました。
 これは当然の事です。2年続けて怪我でシーズン途中退いては居ますが、それまでのパス成績は2年連続で獲得ヤードは2位でレーティングでも5位までに入っているMcNabbがプレイ可能ならばJeff Garciaが良いリリーフを見せていてもMcnabbに戻すに決まっています。
 問題なのは右膝の手術を受けたMcNabbが100%の状態でシーズン開幕を迎えるのかと言う事になります。手術を受けた時点ではリハビリを終えるのは8月から10月になると言う事でした、別段キャンプに参加する必要は有りません、OLもそれほどの入れ替わりは無い(Tra放出を予想しますけど)でしょうしレシーバー陣もDonte Stallworthと契約延長しない場合に入ってくるであろうWR以外とタイミングを合わせる作業をする必要は無いですから。 McNabbにはプレシーズン3試合目を目標にして調整をさせると予想します、3試合目の前半投げさせて4試合目は欠場、そして開幕戦に登場させる事が負担を考えればベストの選択です。
 これまで怪我に弱いと言われたくない為に復帰を急いできたり無理してプレイを続ける面が見られたMcNabbですが、今回のACLは次やったらキャリアエンドの危機が有る箇所と言う事を理解して無理をしないでもらいたいです。Garciaと再契約するかどうかは分かりませんが、少なくともA.J Feeleyは来シーズンの契約が有ります。開幕に間に合わなくても医師の診断通りに10月に試合に出てくる事になった時にもうプレイオフの可能性が全く無いような状態にはならないでしょうから。


 もう1つ、NO戦での最後の4&15でパントを蹴らせた選択についても質問がありました。その前のプレイで4&10でギャンブル成功させてした(フォルススタート、しかもプレイが終わってからフラッグが飛びました)のに、何故5ヤード下がって4&15ではギャンブルをしなかったのか、この質問に対してReidはディフェンスを信じていた、10ヤードと15ヤードでは成功の確率が違うと言うものでした。10ヤードのギャンブル成功>ディフェンスが3&OUTに押さえる>15ヤードのギャンブル、こういう事なのでしょう。スーパーボウルでも同じような場面でパントを蹴り、結果3つランを止めてパントを蹴らせています。Reidの中の確率論がギャンブルに全てを賭けるならばパントを蹴り後4回パスを投げるチャンスを得る事に賭けると言う事なのかもしれません、GBでの4&26はなんだったのか?と思わなくは無いですけど。
 ただ、3つランを止めたとしても結局最後はパントを蹴られるわけです。Brian Westbrookをリターナーに仕立てで1発逆転を狙うのかもしれませんが、リターンTDを奪う可能性は低いです。そして自陣深くからでもパントを蹴れば50ヤードまでは押し戻されるでしょう、Garciaの肩で30秒タイムアウト無しを考えればそこでボールをも貰っても仕方が無いようにも思えます。
 

 McNabbとGarciaの優先順位を公開する事でファンやチーム内にどちらを起用すべきかの議論が出て混乱する事を防ぐ事、HCとして失敗した選択の説明をする事、最低限しなければならない事はしたと言う感じのインタビューだったようです。

Garciaの去就

2007-01-18 08:26:04 | イーグルス
 Jeff GarciaはDonovan McNabbが膝の怪我でIR入りした後 司令塔の任務を引き継ぎレギュラーシーズン4勝1敗で切り抜けプレイオフ1回戦勝利に導きました。特に@IND,CARから同地区アウエイ3連戦を勝ち抜いた事は数字以上に高く評価されるべきでしょう。右膝のACL断絶で2007シーズン完全復活するのか微妙な状況ですしチームとしては引き止めたい人材です。1年契約でEaglesに入団しているので当然UFAになります、12TDで2INTとミスの少ないプレイでしたしチームのリーダーとしての統率力も素晴らしい物が有りましたから、若手の先生役兼成長するまでのスターターのような形でオファーが来ると予想されています。ただ、来月37歳になるGarciaに長期契約を与えるチームが有るのかは微妙でしょう、今年のドラフトはトップ3にQBが2人入る可能性が有るようですし、QBを上位指名して2年程度つなぎに使うようなチーム以外からは案外声が掛からないのではないかと私は考えています、CLE,DETではチーム状態の悪さも影響しましたが成績を残せずに年老いた元1流選手のような扱いでしたから。
 SF時代から縁が有るMarty Mornhinwegの誘いを受けてEaglesに入団した経緯もあります、ドラフト1巡でQBを指名しそうなOAKはロングパス志向(HCが決まってませんけど)ですし、DETは去年失敗しているので戻りにくいでしょう、CLEもRomeo CrennelとCharlie Weisの関係からQB指名の可能性は有りますが、若いQBが居ますし先生としてGarciaを呼ぶかは微妙でしょう。こう考えると案外Garciaにお金を出すチームは無いのではないかと言うことになります。
 ホルダー専門ですがKoy Detmerがチームに戻っていますし、A.J Feeleyは来年まで契約が有りますしATLとの最終戦ではMIA,SDでの不振を払拭するような活躍をしています。そういう意味ではFeeleyをNo2QBにしてQBをドラフト下位指名、だめならDetmerを呼び戻す。これで十分な布陣になるとは思いますが、シーズン開始までにMcNabbの膝が完治する保証が無い事を考えればGarciaをチームに残したい、と言う事になります。
 個人的にはGarciaをそれほど高く評価していません、本来の売りであるWCOの使い手としては判断力が衰えてしまっています、ショートパスを繋ぐ事が出来ずにロングパスとスクランブルが目立つ状態でした。ミニマムで戻ってきてくれるのならば歓迎しますが、大金を支払ってまで残すようなQBでは無いと考えます。ただ、オフェンスでチームを鼓舞するリーダーはMcNabbしか居ません、Jon RunyanもBrian Westbrookもリーダーとしてはおとなしくチームを引っ張るタイプではないようです。そういう意味でGarciaのリーダーとしての資質を重視すれば再契約も必要ではないかと考えるわけです。なぜならバックアップQBが必要な状況=McNabb(オフェンスリーダー)離脱なのですから。

 Mornhinwegが引き止める事を進言するのか分かりませんし、Garcia側はキャリア最後の大金を得るチャンスと考えているでしょう。McNabbの膝の回復、Feeleyの評価、当然他チームの評価にも影響されます、Garciaを取り巻く状況は複雑なものになりました。個人的にはGarciaを無理に残す必要は無いと考えていますが、Feeleyだったら地区優勝は無かったでしょう。FAになる前に契約延長するのか、1度FA市場に出した後で交渉するのか、このまま放出するのか。動きが読めないだけに面白いオフシーズンの話題になりそうです。