イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

RB同士のトレード

2010-10-15 01:01:00 | イーグルス
 NOのRFAだった所を引き抜いたMike BellをCLEにトレードし3006年の5巡指名でCLEに入団していたJerome Harrisonが入団しました。

 HarrisonはCLEでの4年間で主にバックアップとしてプレイしていましたが去年終盤にブレイクし862ヤード平均4.4ヤードのランを記録しました。しかし、今年は31回で91ヤードと平均2.8ヤードで0TDとエースとして向かえた今シーズンは大きく期待を裏切る事になり放出されました。去年はパスでも34回220ヤードとそれなりにパスが取れるようです。
 Bellはキャンプから足の怪我の連続で調整が遅れ、開幕後もプレイタイムを貰えないままでした。Leonard Weaverの怪我の後はパワーバックとしての1ヤード要員としての貢献を期待されましたが、結局そう言う使われ方をする事無く終りました。
 Harrisonは5-9で205ポンドとBellよりも小柄でパワーバックとしての起用よりもオープンランでの起用で去年成功しました。LeSean McCoyがパワーバックではないもののインサイドが得意でオープンを抜けるスピードは平凡と言う事、そしてMcCoyが肋骨の怪我を負っている事、この2つを考えるとMcCoyとコンビを組むパワーバックとしてのWeaver.BellよりもMcCoyに近いHarrisonを組ませる事でスタミナ温存を狙うのではないかと思われます。
 問題は、今年の不調の原因が何か、そしてAndy Reidの師匠Mike HolmgrenとGM Tom Heckertが放出した選手が活躍できるのかどうかです。システムをWCOに近い形に変えた事でのCLEでダメになったHarrisonですしあまり大きな期待をしてはいけないのかもしれません。それでもBellは怪我が治ったはずの最近も全く仕事が出来ていませんし、Harrisonと入れ替えるのも悪くないと思います。
 1ヤードをどう取るか、正直Micheal Vickに持たせるのが一番確率が高い現状、取るならパワーバックで期待以上の活躍を見せているOwen Schmittの後ろからもぎ取れるようにして欲しいのですが、このチームの歴史を考えるとRBへのスクリーンか5ヤードフックで取る事になるのでしょう。そう言う意味ではMcCoyをそう言う使い方で1ヤードを取りに行くのでしょう。去年NOで1ヤードをたやすく取っていたBellに期待したのですけれどねえ・・・
 現状全く使い物にならないBellを出してもなんら影響は無い、と言いたい所ですがすでにWeaverを失いMcCoyは肋骨を痛めています。もしMcCoyが欠場するような怪我を負った時にどうするのか?その答えがHarrison加入で良いのか、そしてMcCoyと組むバックアップがHarrisonとBellでどちらが良いのか、この答えはすぐに出るでしょう。

怪我人は皆 軽症で済みそうです

2010-10-14 03:18:00 | イーグルス
 今週のATL戦に向けて練習が再開され、良いニュースがたくさん有ります。

 手術が必要でIR行きと見られていたBrodrick Bunkleyが専門医の診断で手術が必要ないと診断されました。肘の靭帯よりも神経に問題が有る様ですが、Day-by-Dayの表記ですし痛みが取れればすぐにでも練習に復帰出来るかもしれませんし、時間が掛かるかもしれません。少なくともATL戦はAntonio DixonがSF戦同様にBunkleyの代わりを務める事になります。
 Jason Petersは膝の内視鏡手術を受け、ATL戦は欠場が決まりました。しかし、Andy Reidは休むのは1週だけになるだろうと軽症であることを強調しています。ATL.TENと2試合欠場し、バイウイーク明けのIND戦まで4週ゆっくりと調整した方が良いのではないかと思いますが、これは代役がKing DunlapがATL戦でどういうプレイをするかで判断されるでしょう。Todd HerremansのLTコンバートとReggie WellsのLG起用はしない事、Austin HowardではなくDunlapを使う事も同時に公表されました。Howardを使って欲しいのですが、実戦経験を重視したのが能力的にDunlapが上なのかは分かりません。

 脳震盪でSF戦欠場したAsante SamuelとRiley Cooperの2人が練習に復帰しました。医師の許可が下りたと言う事ですし、重度の脳震盪ではなかったようです。WRでは同じ大型WRですでにカットされMINと契約しているHank Baskettとの競争に敗れてカットされたKelly Washingtonをワークアウトしているようですが、Cooperがプレイ可能ならば契約しないでしょう。

 Micheal Vickの肋骨の軟骨痛ですが、まだ練習に復帰していません。が、良くなってはいるようでATL戦に出場できるかどうか様子を見る事になりました。今の所はKebin KolbがATL戦でも出場する準備をしています。
 

 WR補充の為にカットされてAntwan BarnesがSDと契約しました。私はCooperが復帰出来るのであればすぐに再契約するものと考えていましたが、どうやらフロントが再契約は必要無いと考えたようです。DEよりはDTの補充を優先する状況ですし、Daniel君もまだ居ますからBarnesとの契約は必要ないのでしょう。
 その代わり、ファイナルカットでカットしていたDE Pannel EgbohをPSに入れています、これはChad Hallをすぐにカットしないと言う事でしょう。

Bunkleyシーズンエンド

2010-10-12 09:45:00 | イーグルス
 SF戦でタックルしようと腕を伸ばした際に味方の下敷きになって退場したBrodrick Bunkleyの怪我は肘(多分左手)の靭帯を伸ばしすぎて損傷し手術が必要、IR入りする見込みとAndy Reidが発表しました。
 去年プロボウルの補欠に選ばれ、チームで最も頼れるランストッパーであるBunkleyが居なくなる事はこの先ディフェンスの根底から作り直しをしなければなりません。SF戦では代役のAntonio Dixonが良いプレイを見せてくれましたが、対面はルーキーでしたし今後も穴を埋め続けるのは難しいでしょう。もう1人のバックアップTrevor Lawsも今シーズン好調ですがランストッパーではなくパスラッシュDTとしての起用です。この2人を上手く組み合わせてカバーするしかないのですけれど、そう簡単にはいかないでしょう。

 もう1人、Jason Petersの怪我は膝の軟骨損傷でこれまた重症の可能性が有ります。現在検査中ですが、手術が必要となるとこれまたシーズンエンドと診断されるかもしれません。SF戦ではKing Dunlapを入れましたが、キャンプでDunlapより評価の高かったAustin Howardを入れるのか、Todd HerremansとReggie Wellsのコンビで左側を守る事になるかもしれません。

 怪我人が出るのは仕方が無いのですが、代わりの居ない攻守の要に怪我人が出ました。苦戦を続けるチームには厳しすぎる試練です。

互角でした・・・

2010-10-11 21:38:00 | イーグルス
 サンデーナイトゲームの@SF戦は27-24で逃げ切り3勝2敗となりました。Micheal Vick,Asante Samuelが欠場し、試合序盤にJasonPetersとBrodrick Bunkleyが怪我で退場し、DeSean JacsonとTrent Coleが治療で一時戦列を離れる苦しい状況でしたが、5つのターンオーバーを奪い勝利しました。

 Kevin Kolbは普段通りと言えば普段通り、改善されていると言えば改善されていると言えなくもないプレイで、プレシーズンゲーム程度の状態にまで復調してきました。ポンプアップフェイクを多用してパスラッシュを牽制したり、セカンドターゲットに投げるような場面(これを特筆してるのが寂しいです)も有りました。ただ、相変わらずパスラッシュからの逃げ方は最悪で、全くラッシュに気が付かずにサックを受けてファンブルだけはしてはいけない時間と場所でボールを渡したりしています。
 これはVickがポケットの後ろ側から横に抜けるのに対し、前に出る脚力しかないKolbの場合は、外からくるDE/OLBを捌くOTとDTを相手するOGの間を開けてあげないと逃げようがないのでKolbだけが悪いとは言えないかもしれません(逃げ道が有っても気が付かないのでは意味ないですけど・・・)

 肋骨を骨折しているLeSean McCoyですが、先代エースのBrian Westbrookの前で全盛期のWestbrookを思わせるような素晴らしい動きを見せました。動き方は珍妙なのですが、インサイドを小刻みにカットと低い姿勢でOLの後ろに隠れるような動きの切れ味は本当に素晴らしく、SFと契約後も使ってもらえないWestbrookを見ると新旧交代も仕方が無いと思えました。
 Jeremy MaclinのCBを押しているのになぜか反則を取られない、押してからカットしてキャッチがこの試合でも炸裂しています。DeSeanが途中怪我で治療した事とマークに付くCBの能力差からこの試合はMaclinへのパスが多くなり、期待に答える働きを見せています。
 最初のTDは難しいボールを取ってから2人引きずってエンドゾーンに入ったBrent Celekですが、その後は取って欲しいボールをこぼし続けています。マークを交わした瞬間に飛んでくる厳しいタイミングのパスの連続でしたが、3-4個あった試合を決める非常に重要なパスを落としてしまったのは残念です。
 OLはPetersが退場した後入ったKing DunlapがプロボウラーJustin Smithに歯が立たず押され続けました。ただ、パスラッシュ不足(と言うか皆無)の相手だった為に致命的な結果にはなっていません。McCoyのインサイドラン、これが出る時は右側に走り出して穴が開いてないから仕方なく左から抜ける、1人カウンターのような形から抜けています。Max Jean-Gillesがまったくランで押せていません、これならば押せない押されないGillesをLGにして、今チームで1番安定しているTodd HerremansをRGに入れてランのキーマンにした方が安定するように思えます。
 そして、3rd&1、4th&1でパス投げさせるAndy ReidとMarty Mornhinwegは何考えているのでしょうね。Kolbにそんなこと出来る訳が無いのは誰の目にも明らかです。普通にランプレイで1ヤードをもぎ取れないから奇策に走るのですけれど、Mike Bellはその為に取ったのではないか?怪我でコンディション不良なのは仕方が無いですが機能していないのが痛いです。


 ディフェンスの責任者Sean McDermottは試合前どういう分析と用意をして試合に臨んでいるのでしょう。毎試合毎試合1Qに失点し、その後ある程度建て直し、また終盤追い詰められる。同じパターンを繰り返しています。お互いにフィルムを見て用意したこの試合の為のプレイを出し合う最初のシリーズでの失点がとにかく多すぎます。
 Jim Johnsonの場合は基本的に先行してリードしてしまえばパスを投げさせてブリッツ入れてターンオーバーから楽勝の勝ちパターンが有りました。McDermottは4Qで2TD差が付いてからの逃げ方が下手すぎます。ブリッツを入れる時と入れない時が簡単に分かるのは致命的です(わざと入れるのをアピールして成功する時もあります)CBブリッツを入れるのをアピールするセットをして、そのままブリッツ入れてその空いた場所にクイック投げられてしまった時には、そこにSが入るトラップを用意していないで普通にやられるのにひっくり返りました・・・

 Samuelが居ないLCBは序列通りにJoselio Hansonが入りましたがMicheal Crabtreeに全く歯が立たず、Dimitri Pattersonも並走してINTを奪うシーンも有りましたが基本的にはスターターでの起用は無理です。ルーキーTrevard Lindleyが入る時も有りましたがスピードに不安が有るのかクッションを取りすぎている場面も多く、致命的なタックルミスも有りました、最後は投げミスをしっかりINTしましたがNFLでプレイするには厳しいかもしれません。
 また、最後Vernon Davisへのパスが全く止まらなくなりました。TEをマークするStewart Bradleyが単純にスピードで負けていると見る事も出来ますが並走している時は互角のスピードなのを見ると、わざとQBとTEの間に入るようにしているのかもしれません。まずランディフェンスに入りTEが抜けてくるのを見てからBradleyが下がり始める現行システムではQBが完璧に投げたら仕方が無いと諦め、ランをまず見るようにしているのでしょう。これでSが待ち構えてダブルチーム出来ればQBも投げにくいのですけれど、なかなかそう言う形を作れません。
 ランディフェンスではFrank Goreを52ヤード平均2.9ヤードで押さえました。勝手に足を滑らせる場面が何度も有りました、かなり調子が悪かったように見えます。Buncley退場後に入ったAntnio Dixonの奮闘は素晴らしく中央を蓋する事に成功しています。


 去年のプロボウラーがDeSeanとDavid Akersと2人居て、9月のMVP Sav Roccaが居るのにSTが足を引っ張り続けているのはどう言う事なのでしょう。この試合でもKR5回で平均36ヤードの酷い状態でまったく改善されません。本当にSTCの更迭を考えるべき状態ですが、Reidはやらないでしょうね。


 24-10になった時は酷い試合だけど何とかなったなあと安心したのですが、終ってみればFGから延長になっても全くおかしくない試合になりました。4連敗中のチーム相手に酷い試合をしてしまいました、どんな勝ち方でも1勝は1勝なのですが、寂しい勝利になってしまいました。

互角ですか・・・

2010-10-11 01:33:00 | イーグルス
 2勝2敗で迎える5週目は@SF戦、サンデーナイトゲームで行われます。ハンデは3点不利、アウエイの3点を考えれば戦力互角と言う事なのですが、4連敗中のSFと負けた2試合は1TD以内でGB戦は4th1失敗、WAS戦は取れたヘイルメリーと大敗ではない2敗のうちとで互角はJAC戦に続いて厳しい判断です。

 Micheal Vickが居ない事、LeSean McCoyが肋骨の怪我で万全ではない事を考えるとRBへのパスを連発したKevin Kolbで大丈夫なのか?これがこのハンデ最大の要因でしょう。DeSean JacksonとJeremy Maclinへのパスを普通に投げれるかどうか、オフェンスが機能するかどうかの分かれ道はここでしょう。普通に投げれるかどうかが問題になってしまうのが大問題なのですが、Kolbの場合ディープを見るとサックの危険が付きまといますし10ヤード程度を投げて後はRACで稼いでもらうような形を作るしかないでしょう。RBとTEのセーフティバルブに出るタイミングとそれをKolbがちゃんと見れるように再調整をしている事を祈るしかないです。
 ATL戦を見た感じだと3-4の割に外からのOLBよりもILBのブリッツのほうが怖いです。特にディレイブリッツに無反応のKolbとディレイをそのまま行かせてしまうC/OGがどう止めるのか、Kolbに精神的安定を与える事は普通にプレイするための必須条件です。全くもって個人的な好みなのですがShawntae Spencerは良いCBになりました、ドラフト時に欲しかったのでずっと追いかけていますが最近になってやっと本格化してくれました。

 ディフェンスではとにかくFrank Goreをどう止めるのかが鍵になります、内外のランだけでなくスクリーンやパスの受けてとしても素晴らしい万能型の理想系のような選手です。ランを止め様とむきになってギャップを塞ぎに行けばスクリーンで外を抜かれるでしょう、DL4人はQBへの突破よりも4人でギャップをコントロールする事を重視する事になるはずです。そしてLB陣がリードブロックをしっかりさばく事も重要です。Stewart BradleyはTE Vernon Davisのマークだけで手一杯になります(Asante Samuel欠場でニッケルCBをDavisに付ける事が難しいです)個人的には見たくも無いのですが53番が機能しないとGoreを止めるのは難しいでしょう。
 そしてランディフェンスに集中させないようにスクリーンとDavisへのパスでかく乱して来ます。おまけにこの試合ではSamuel不在でMichael Crabtreeへのパスも多用するでしょう。しかし、DEがQBに殺到する事を優先するとDTとDEの間が開く事になります。ランをある程度出されてもパスをしっかり止める事でサードダウンせの戦いを有利に進めるのか、ランを止めて3rdロングを作るのか、1試合を通じてのゲームプランをどう作るのかSean McDermottの計画が問われます。

 ラインの戦いではオフェンス・ディフェンス共に有利とはいえなくても不利では無いです。あとはKolbとBradleyのキーマン2人がどういう働きをするのかどうかが勝敗の鍵を握ると考えます。