イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

キャンプに万全で来る主力は少なそうです

2011-02-25 01:37:00 | イーグルス
 スカウティングコンバインが始まります、最初は身体測定とベンチプレスからなので実技が始まるのはもう少し後になります。

 IR入りした選手が怪我から戻ってくるのかを考えてみます。

Jamaal Jackson
 開幕戦で腕の筋肉の肉離れでIR入りしました。若手の頃に2年連続で同じような怪我をしているのですが、同じ箇所かは不明です。若手のMike McGlynnが台頭していますけれど、次期スターター候補だったNick Coleが良く無かったですし怪我から復帰出来ればMcGlynnとスターターを争う事になります。

Marlin Jackson
 FSのスターター候補として契約しましたが、アキレス腱断絶でキャンプで離脱しています。膝を壊してINDを放出されて今度はアキレス腱、復帰出来るかは難しい状態かもしれません。復帰した場合にFSなのかCBなのかは補強次第でしょうけれど、CBの機敏さはもう無い可能性が高いです。

Leonard Weaver
 開幕戦で左膝のACL断絶でIR入り、リハビリを続けているものの復帰不可能な怪我かもしれないと言う噂が出ています。チーム側が復帰出来ないと判断しているのであれば2番手RBは重要な補強箇所となります。

Brandon Graham
 13週目のDAL戦でACL断絶の怪我を負いました。リハビリに時間が掛かると予想されているのですが、先日Jon Bannerの記者会見ではキャンプまでに戻ってくると想定しているとコメントが有りました。医学的な根拠よりも早い復帰を期待している、そう言う印象ですけれど・・・

Nate Allen
 NYG戦で膝の骨を骨折しました、キャンプまでには戻ってくる予定です。身体能力よりもリーダーシップなど頭脳・精神面の評価が高かった選手なのですが、特筆すべきスピードやパワーが見られなかったのは残念です。システム変更への対処が遅れるのは大きな問題になるでしょう。

Ellis Hobbs
 現地観戦のNYG戦でリターン中に首を痛めました、2年連続での致命的な首の怪我ですし引退の可能性が高いです。先日引退すると報じられましたが、本人がまだ決めていないし復帰できるならプレイしたいと発表しています。引退した方が良いと思いますけれど・・・

Jeff Owens
 PSから昇格した初戦で膝を痛めてIR入りしています。ランストップからパスラッシュへとDTの役割が変わるのであればOwensにとってはチャンスでしょう。キャンプまでに復帰出来るかは不明です。

Ricky Sapp
 SLBなのかDEなのか良く分からないまま膝の怪我でファイナルカット前にIR入りしました。仮病と思っているのですが、開幕後に手術を受けているようです。コーチ陣の入れ替えでパスラッシュDEに本格的に取り組む事になるでしょう。

Jorrick Calvin
 リターナーとして起用されましたが、爆発的なスピードもカットも無いですしキャンプでは若手と競争する事になります。来年もCalvinがリターナーをやっているのは悪夢です。

Antonio Harris
 キャンプ中につま先の怪我でIR入りしました、ATLでもバックアップでしたしS陣の怪我が余程酷くなければロスターに残る事は無いでしょう。ST枠はColt Andersonが取るはずです。

Victor Abiamiri
 2年越しの膝の怪我の手術から復帰出来ないままシーズンが終わりました。スターターを開けてまで期待した2年前も期待に添えませんでした、怪我を治して解雇かと思っていましたが、コーチ入れ替えで評価は最初からやり直しです。
 AbiamiriにGrahamとライバルがイマイチ成長しない上に怪我をする(Javon Jaerseもそうでした)Jaqua Parker、代役のスターターとして良いプレイが出きるのは素晴らしい事なのですが、不運を呼びこむ選手なのかもしれません。

人事権がReidから離れていくような

2011-02-23 00:54:00 | イーグルス
 プレイオフの途中ベンチに下がったWinston Justiceが左膝の手術をしました。軟骨の整形手術で致命的な怪我ではなかったようですが、この手術の箇所が原因で途中交代するようなプレイしか出来なかったのかは不明です。7月のキャンプまでには完治する予定のようです。
 気になる箇所を治す事で良くなるか、手術の影響でコンディション不良でシーズンを迎えるか、どちらの結果が待つのかは分かりません。スターター不在のRGと共にRTも重要な補強ポイントです。


 QBコーチからOCアシスタントへと昇格したように見えて、実は何も仕事が無いのではないか?と言う妙なポジションに置かれたJames UrbanがCINのWRコーチとして契約しました。契約下のコーチが外に出たのですからQBコーチからのポジション移動は昇格ではなく解雇宣告だったのでしょう。
 

 元CINのLB Rashad Jeantyと契約しました。6-2 243ポンドのOLBでCentral Frolida大を卒業後ドラフトされずにカナダのCFLで3年間プレイします。その後2006年から09年まで4年CINでプレイし、06から08まで3年間に31試合でスターターとして出場しています。09シーズンのプレイオフで足を骨折し今年はプレイしませんでした。3年間スターターでプレイした後、2009シーズンはバックアップで10シーズンはプレイしていなかった落ち目の選手ですがまだ27歳ですし復活の可能性は有りそうです。FA選手が多いLB陣に中堅選手を確保する保険の意味が強い補強ではないかと考えます。

おじさんSTユニットは試合中も淡々と練習をするのでした

2011-02-21 21:57:00 | イーグルス
 試合がどんなに盛り上がろうとも隅っこで淡々と練習を続けるおじさんSTユニット、我が道を行く3人組とお馬鹿な若手が組み合わされる練習風景はどんななのでしょうねえ。

David Akers
FG 38回中32回成功(1ブロック) 成功率84%  PAT 47回中47回成功
 50ヤード以上を3回しか蹴って無い事、そして2回外している事を考えるともう長距離では期待出来ないとコーチが判断しているのは明らかです。そして45ヤード以内は30回中27回成功(1ブロック)と高い成功率を維持しています。
 しかし、プレイオフでは41ヤードと34ヤードをホームで外し5点差負けの戦犯となりました。その後子供が癌の手術をしていた事が明らかになりました。だから仕方が無いのかは別の話だとは思いますけれど・・・
 トランジションタグを貼りました、2.6ミリオンの単年契約になります。他チームとの交渉は自由で、同じ契約で引き止められる。引き抜かれてもドラフト権などの移動は無いのがトランジションタグなのですが、Kに支払う金額の水準を考えればマッチ出来ないような事にはならないでしょう。

Sav Rocca
73回 平均43.8ヤード In20 28回 TB2回
 9月の月間MVPにも選ばれましたが、終ってみればリーグの平均的な数字に終っています。Akersと共に35歳オーバーのおじさんコンビですし次を探し続ける事になるでしょう。RFAを終えてUFAです。

 PRはDeSean Jacksonでほぼ固定でした。奇跡のリターンTDも有りましたけれど、例年に比べて迫力に欠ける印象です。
DeSean Jackson 20回 平均11.4ヤード 1TD FC8回
Jorrick Calvin 12回 平均10.4ヤード FC4回
Chad Hall 3回 平均10.3ヤード FC2回
 
 KRはEllis Hobbsを使う予定でしたが、開幕前にARIからCalvinを緊急補強しました。スキーの人は失敗でしたが、ドラフト下位で毎年KR候補を指名するような事をしてみても良いと思います。
Jorrick Calvin 32回 平均21.6ヤード
Ellis Hobbs 16回 平均21.6ヤード
Chad Hall 4回 平均16.3ヤード

 STのタックル数も書いておきます。
STタックル
Moise Fokou 19タックル
Akeem Jordan 16タックル
Kurt Coleman 12タックル
Colt Anderson 12タックル
Dimitri Patterson 11タックル
Keenan Clayton 11タックル
Jamer Chaney 11タックル
以上が10タックル以上 他に1st(最初のヒットをして足を止めた)が多かったガンナーとして
Eldra Buckley 9タックル61st
が居ます、他に1stではAndersonが4つで後は1か2です。

 STではスタジアムの気象条件を考えると言う意味で対戦相手の数字も重要だと思うのですが、ほぼ同じような数字ですしP.PR.KRに優劣は有りません。極端に違う数字はFGでAkersが38回蹴っているのに対し、相手は21回で18回成功と半分以下の数字です。レッドゾーンに入られるとTDを簡単に取られてしまうのでFGの数が少ないのは如実に現れています。

カウンター100万回りました

2011-02-21 01:12:00 | イーグルス
 カウンター100万回りました、ミリオンヒット記念品を用意していたのですけれど酔っ払って告知を忘れているうちに通り過ぎてしまいましたね・・・・・・見に来てくれる皆様が居るから続けられますし、現地観戦旅行や恵比寿などでの観戦会と輪を広げて行きたいと思っています。これからもよろしくお願いします。


 Brian Dawkinsの後継者選びに失敗した2009シーズン、1年勉強させた若手をことごとくカットしルーキー2人を残す大胆な布陣は怪我人が出た時のリスク管理の失敗に終りました。

Quintin Mikell
88タックル 77ソロ11アシスト 1サック 3INT15PD
 チームのタックルリーダーとしてランにパスにと動き回りました。ランプレイで弾き飛ばされる事が増えたのがたまたまなのか衰えが出始めているのか難しい所です。未熟なルーキーの面倒を見ていた事も考慮しなければなりません。FAになります、引き止めるのか若手に切り替えるのか、これまでのチームの判断を見るとどうなるのかの予想は難しいです。

Nate Allen
48タックル 42ソロ6アシスト 2サック 3INT8PD
2巡指名のルーキーでスターターを勝ち取りました。シーズン序盤に3INTと活躍しましたが、ポジショニングの甘さとタックルの軽さに問題が残りました。CBと共同でディープを守るようなカバーは上手くないですし、マンではカットに付いていけません、技術経験共に成長が必要です。膝の怪我はキャンプまでに治ると見られていますが、完治が遅れる可能性も有りますし、順調な成長を阻害する要因になりそうです。

Kurt Coleman
36タックル 31ソロ5アシスト 1INT2PD
 AllenのIR入り後にスターターとなりました、またパスプレイ時やダイムバックとしてもプレイしています。前に出る足のよさを持つランストッパーでSSとして使うのがベターでしょう。パスカバーは上手くないのですが、どこに居れば良いのかの判断(勘)はAllenよりも良いように見えました。マンではなくゾーンに向いているのでしょう。

Colt Anderson
15タックル 15ソロ 
 MINのPSから引き抜き、STで素晴らしい働きをしてくれました。怪我が相次いだ終盤にはSとしても起用されましたが、Sとしてスターターを伺うような選手では有りません。STエースとしての活躍だけで十分にチームに残す価値が有ります。


 Allenが膝の骨折をしなければMikellと再契約せずにAllenとColemanで行く可能性も有ったでしょう。しかし、Allenが間に合うか分からない事とディフェンス最古参の生え抜きを放出する事のリスクを考えれば再契約に動く事を期待します。今年と同じ3人+ST専用のAndersonの構成に1人中堅をFAで補充する、これで十分でしょう。


酔っ払いの独り言

2011-02-20 02:51:00 | イーグルス
 昨日、今日と六本木で行われている日本最大のウイスキー試飲会、ウイスキーマガジンライブの初日に行って来ました。帰宅から6時間後の今でも地面がぐるぐる回っています・・・同時に思わぬ人からの電話も有って言いたい放題になったりと節制とは無縁の1日になりました。

 まだSとSTのポジション回顧は終っていませんが、今のチームに対する不満や希望をずらずらっと書いてみます。

 最大の問題点はJuan CastilloにDCが出来るのか、なぜこんな奇想天外な人事をしたのかになります。コーディネイターの仕事のうちシステムを作る事、プレイコールをする事、ディフェンス全体を統率する事、この3点が出来るのかどうか、プレイコールはディフェンスを知っているかどうかではなく分析力や推察力に度胸のような人格・性格の部分が大きいでしょうから煮え切らないSean McDermottよりも良くなる可能性は有ると考えています。
 そして統率に関しては就任以来、元同僚や部下だった選手がCastilloの事を褒めるコメントを繰り返していますし大きな問題はないでしょう。Andy Reidの方針で良くも悪くも扱いやすい選手を揃えています。
 問題なのはシステム・プレイブック作りです。LBとしての現役・コーチでディフェンス畑からオフェンスに移って20年、ディフェンスのプレイブックには縁が無かったはずです。DLコーチのJim Washburnは35年ものコーチ暦を持つ大ベテランですが、NFLではDLコーチ一筋でカレッジやアリーナでコーディネイター職に有ったのは18年前の事です。TENではJim SchwartzがDETのHCに就任した後のDCを後輩のChuck Cecilが務めています。チーム内での役割分担は不明ですが、DLコーチとしての選手育成が主任務でシステム構成が出来るのか分かりません。
 DBコーチのJohnnie LynnはNYG時代の2002-3シーズンDC経験が有ります、しかしSFでのDBコーチ時代にはDC昇格のチャンスが有ったのにSDのLBコーチからGreg ManuskyがDCに就任しています。DC経験から見てもCastilloを補佐してシステム構成をするのはLynnではないかと思います。
 システムと言う点で、新戦術を編み出す必要は有りません。平凡なシステムでも適切なプレイコールが出来れば大きな問題は無いでしょう。平凡なシステムが作れるかどうか、それが問題です。また適切なプレイコールが出来るのか、これは全くの未知数であって能力があるかどうかは誰にも分かりません。McDermottよりはましだろうとは思いたい所ですが、OLコーチが長すぎた事が良い方に出るのか悪く出るのかも分かりませんし、この人事は大失敗の危険を持つ事に代わりは有りません。


 2番目の問題はMicheal Vickの扱いです。フランチャイズタグを貼りました、1巡2個を使ってまで取りに来るチームが有るとは思えませんが、万が一他チームのオファーにサインした場合に同様の契約で引き止められる方のタグを使っています。1年16ミリオンの契約になっても馬鹿げた話ですし、シーズン途中でDonovan McNabbがWASと契約延長した5年78ミリオンのような長期契約をするのも年齢、怪我のリスク、頭脳面の成長と不安要素を持つ事になります。30歳を超えてスピードが落ちてくるでしょう、それをカバーするだけの経験と頭脳が有るかどうか、私は円熟すると思っていません。
 Kevin Kolbが第2のAaron Rogersになるか、今年の開幕戦がGBだったのはそう言う意志が有ったのは明らかで、結果失敗に終わった今でもFA・トレードで獲得可能なQBで最高の評価を受けていると言われています。たしかにRogersはBrett Favreのバックアップ時代、Favreの怪我などでチャンスを得てもすぐに怪我をしたりして満足なプレイが出来ませんでした、Favreの引退騒動でチームやファンがもうFavreは要らない、そういう条件が無ければRogresへのスイッチを歓迎するような働きはしていませんでした。ですからVickが躍進せずにKolbのまま1年を過ごした場合にKolbが大活躍した可能性が無い訳ではありませんし、そう言う成長を期待されているのでしょう。化ける可能性は低いでしょうけれど、ReidとMarty MornhinwegがショートパサーのKolbに合っているとは思えません。
 現状、Vickと再契約からKolb放出への流れで進んでいます。今のシステムでKolbが上手く行くとは思えないのでKolbを上手く売ってくれる事を期待しますけれど、Vickに将来を託して良いのか、怪我の多いスタイルのVickをエースに据える際には有能なバックアップが必要と言う点、QB構成はチームの未来を大きく左右する事でしょう。


 この2つを考えるとポジションの分析をしたりするのが馬鹿らしくなる時が有ります。上手くいくかどうかはやってみなければ分からない、理屈で判断のしようがない人事と人知を超えたVickと言う飛び道具、推測のしようがないです。
 フロントもプロなのだから考え抜いた結果だと思いたいのですが、蓋を開けてみたら何も考えて居ませんでした、そう言う結果になった事が何度も何度も有るチームです。本当にどうなってしまうのでしょう・・・・・・