Haa - tschi  本家 『週べ』 同様 毎週水曜日 更新

納戸の奥に眠っている箱を久しぶりに出してみると…
買い集めていた45年前の週刊ベースボールを読み返しています

#15 もしも この時・・・

2009年04月11日 | 1977 年 
野村騒動の余波で江夏投手の行き先が定まらない。トレードで南海へ入り、野村"捕手"と
出会ってリリーフ投手としての適性を見出され、この年 セーブ王を獲得して従来の、投手は
先発・完投が理想という固定観念を覆し、今では当たり前の"分業制"確立の立役者でした。

解任騒動では週刊誌に「南海ナインよ 恩を仇で返すのか」という手記まで発表し「南海で
プレーする気は無い、トレード希望だ」と公言。そこで先ず中日が手を上げたが堂上投手を
要求され御破算。クラウンも永射投手は出せないとして撤退。江夏獲得に最も熱心だった
ロッテが何度も交渉を重ねるも最終的に合意には至らず同一リーグへだけには出したくない
南海が折れて広島と金銭トレードすることで決着しました。

この後 江夏は広島・日ハム・西武と移籍し最後は大リーグに挑み海を渡りました。もしも
この時 大リーグへ行っていたらどうなっていたでしょうか? 当時29歳、全盛期のスピードは
出ないものの、それを補うコントロール。球数制限が既に主流であった大リーグの方がむしろ
江夏に向いていたかもしれません。
コメント (1)
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