丈夫で長持ちとはこのこと
ノムさんがまたひとつ長寿に相応しい記録を更新した。21年連続2桁本塁打というやつである。対ロッテ6回戦の9回に成田投手から放った10号本塁打がそれ。昭和32年に30本塁打を放って以来、20本以上の連続記録は昭和49年の12本で途切れたが、昨シーズンも10本を放って2桁本塁打記録は続いていた。プロ24年目で今年のオールスター戦では最年長出場記録を塗り替えた。「長くプレーしていれば自然と記録というものはついてくる。この歳になると記録とか数字というものがプレーを続ける励みになる。嬉しいもんや。ワシの知らない記録があったら教えてな」とまだまだ隠居する気はないようだ。
捕手としての出場記録は日本はおろか大リーグの記録も塗り替えてしまい今や世界最長息の捕手となった。出場記録ばかりか通算安打をはじめ、最多塁打・最多得点打・最多犠打・最多三振など最多記録がゾロゾロ並ぶ。全てが1日、1試合の地味な努力の積み重ねから生まれてきた結晶の記録だ。「まだまだプレーは続けたい。たとえボロボロになってもやりたいなぁ。ワシから野球を取ったら何もないからの」と老いてますます盛んな御長寿ノムさんである。
門田は珍記録達成
ノムさんの記録には及ばないが門田選手がオールスター戦で珍しい記録を達成した。名付けて「3試合連続受賞」だ。昨年の第2戦で最優秀選手賞、第3戦で敢闘賞を受賞したのに続き、今年の第1戦でも敢闘賞を受賞した。これで足掛け2年の3試合連続受賞を果たした。昨シーズンあれだけ騒がれた " グリーン旋風 " の中心打者だった男だけに「今年もオールスター戦で何か受賞せんと格好わるい」と前々から言っていた。受賞を果たし重責から解放されたが、続く第2・3戦は良い所なしで今度は反省しきり。「疲れがドッと出てプレーに集中出来なかった。申し訳ない。このお詫びは公式戦で」と上田監督(阪急)には物騒な発言をした。
我が家
オールスター戦明けから藤原選手が元気に三塁手として戻ってきた。怪我で戦列を離れていたが、治った後も一塁や指名打者に回されたりでホットコーナーから遠ざかっていた。「ここ(三塁)だと強い打球が飛んでくるが慣れているので気分は楽です。指名打者は試合に出ている気がしない」と久々の我が家に気分が良さそう。帰ってきたホットコーナーでハツラツプレーを発揮する藤原選手に首脳陣もホッとした表情。「やっぱり、チャイ(藤原)がいると安心」と野村監督も目を細めた。
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