兄・島本講平(近鉄)から弟・島本啓次郎(法大)へ
自分で言うのも何だが弟の啓次郎とは仲がいい。3歳違いで中学・高校では一緒にプレーしたことはないが、お互いに野球の虫で家では打撃論を夜遅くまで語り合った。弟の性格は明るくてよく喋ってみんなに好かれる。兄弟ケンカはしたことはないが、もしやったら弟には勝てないと思う。それはそうと最近の弟は調子が悪く東京六大学リーグ戦でヒットも少ない。法政大学 " 華の49年組 " の一員らしく江川投手に負けないくらいの活躍を見せて欲しい。大学最後の年だから悔いのないプレーを期待しているが、弟の悪い癖が出て大振りが目立つ。もっとコンパクトに確実性を上げるスイングを心がけるべきだと思う。
弟が大学卒業後も野球を続けたいという気持ちを持っていることは薄々感じているが現状ではドラフトで指名される可能性は低いと思う。もし仮に指名されてプロに進むにしても、社会人でプレーするにしても最後は本人の意思次第で俺も弟の決断を尊重するつもり。近鉄は今、非常に乗っている状態でボクもうかうかしていたら置いてきぼりを食ってしまう。弟の法政大学が春・秋と連続優勝を飾って、近鉄が日本シリーズ優勝とくればいう事ないのだが。お互い精一杯頑張りたい。
弟・島本啓次郎(法大)から兄・島本講平(近鉄)へ
兄貴が満塁ホームランを打ったり、近鉄を首位に踊り上げる活躍を見聞きして誇らしく思っている。とにかく兄貴は何をやらせても抜群なのだ。兄貴がプロに入る前、ボクが勝てるのはせいぜい腕相撲くらいだった。バッティングは勿論、遠投も兄貴には勝てない。そんな野球の技術に関すること以外でも兄貴に勝てないなと思ったのは絶対に弱音を吐かないこと。僕らの母校(箕島高)の猛練習は物凄いのだが兄貴の口からキツイ、苦しいといった言葉を聞いたことはない。負けず嫌いのボクだけどこれだけは無条件に最敬礼する。なのでボクもどんなにキツイ練習でも弱音は吐かないと心に決めている。
思い返せば兄貴が南海時代に「どうして俺を使わないんだ…」と漏らしたことがあった。普段から決して愚痴を言わない兄貴だけど当時はよほど苦しかったんだと思う。今、苦境を乗り越えて大活躍している姿を見て「さすが兄貴だ」と感心している。それに比べて今の自分はピリッとしていないのが口惜しい。江川をはじめ同級生がバリバリ活躍しているのに一時は四番候補と言われながら4年生にもなって打順すら一定しない自分が情けない。プロとアマの違いはあるが共に優勝を目指して頑張りたい。春・秋季リーグを制して4連覇で学生生活を悔いのないモノにしようと頑張っている。
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