◆ プロ野球選手の商売道具の一つでもあるユニフォームを忘れるなんてもってのほか。そんな出来事が立て続けに起きた。5月17日の西武戦、埼玉の西武球場に届いた荷物の中にブーマー選手のユニフォームは無かった。ブーマーは山沖投手のユニフォームを借りて出場したが西武ベンチからの野次にブーマーは大きな身体を小さくしていた。この一件はスタッフ間の連絡ミスが原因だったのだが、松永選手の場合は本人のミスだった。ユニフォームを西宮球場のロッカーに置き忘れたのだ。移動日だったので急遽、球団職員に大阪空港まで届けてもらい事なきを得た。
◆ 二世誕生を心待ちしている熊野選手。当初の出産予定日は7月20日前後だったが最新の診断では7月初旬には生まれそう。「もう男でも女でもどっちでもいいです。とにかく無事に生まれてほしい」と新米パパはヤキモキしている。佳子夫人は既に実家のある浜松に帰っており、「一人暮らしは大変だからとお袋が田舎から出て来てくれています(熊野)」。郭投手(西武)や荘投手(ロッテ)らと新人王争いを繰り広げているが、正直今は野球は二の次で頭の中は生まれてくる子供の事で一杯。
◆ 右ヒジの手術から半年、若きストッパー・関口投手は懸命にリハビリを続けている。6月12日に右ヒジ軟骨除去手術を受けた三重県の小山整形外科で最終チェックを経て、いよいよ7月13日から軽いピッチングを開始する事が決まった。現在は西宮第二球場で若手に混じり身体を動かし、練習後は近くのプールでひと泳ぎ。「肩の周りの筋肉が一回り逞しくなった。一刻も早く投げたくてウズウズしています(関口)」と久しぶりに白球を手にする日が待ちきれないよう。あの快速球が蘇る日も近い。
◆ 「車の事なら任せて下さい。もしも故障してお困りな時は私に御一報を」と話すのは山森選手。「高校生の時に免許を取得して以来もう車のない生活なんて考えられない(山森)」と言うほど車にのめり込んでいる。現在乗っているスカイラインRSも自ら改造の手を加えており、部品代を加えると総額は300万円を優に超えているとか。また山森は " 爆発物取扱い " の資格を持っていてガソリンスタンドの経営も可能。でも「スピードより運転する事自体が楽しい」と模範的なドライバーなのでご安心を。
◆ 右でも左でもいい、とにかく先発がもう1枚欲しいよ~
6月に入って独走する西武の背中がチラチラと見え隠れし始めた。山田・今井・佐藤の三本柱に山沖を加えたローテーションを組んでいるが今の時期は雨が多く雨天中止がしばしば有り投手の駒不足は露呈していないが梅雨が明けて夏場を迎えると先発4人では苦しい。特に左の先発投手が喉から手が出るほど欲しいのが本音だ。昨季は左腕の宮本が8勝と活躍したが今季はまだ勝ち星がなく二軍落ちしたまま。「オープン戦では今井や佐藤よりも良かったので今年の宮本は大化けするなと思っていたけど誤算やったね」と上田監督。また期待していたルーキーの古溝もプロの壁にぶち当たり戦力にはなっていない。
更に阪急投手陣を襲っているのが高齢化の波。山田36歳、今井35歳、佐藤も30歳の大台。南海の加藤や日ハムの津野のような活きのいい若手投手の台頭が望まれて久しいがなかなか育って来ない。その意味でも2年目の野中にかける期待は大きかったが右肩痛で二軍落ち。「主力の4人とその他の投手の差が大き過ぎる。左の星野は確かに成長しているが即一軍とはいかない(足立二軍投手コーチ)」今季もベテラン頼みが続く事になる。「幸いにも谷が抑えとして使えそうなので山沖を先発と抑え兼用でやり繰りしていくしかない。出来れば若い投手が出てきて欲しい。勿論、西武を倒して優勝するのが目標ではあるけど、一人でも通用する若手投手を育てるのも今季の目標だね」と上田監督は語る。
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