入学式（２）

昨日の入学式のおける「式辞」です。
来年３月、生徒全員が漁業界に羽ばたいていけるよう、職員一同、取り組んでいきます。


「式　辞」
吹き寄せる風もひときわ心地よく、万象みな春の息吹に満ちあふれています。この佳き日に、ここ静岡県立漁業高等学園の平成二十六年度入学式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。
生徒諸君、入学おめでとう。
君たちの入学を職員一同、心から歓迎します。
保護者の皆様方には、誠におめでとうございます。
心からお祝い申し上げます。
また、静岡県議会議員 加藤與志男 様をはじめ、ご来賓の皆様方には、公務ご多忙の中、入学式に御臨席を賜り、厚くお礼申し上げます。
この漁業高等学園は昭和四十五年に設立以来、　本年で四十五年を迎えます。
これまでに君たちの先輩、八百五十九名が本学園を巣立ち、漁業の第一線で活躍しています。
君たちは、今日から、本学園の第四十五期生となり、漁業後継者として必要となる様々な知識と技術、困難に打ち勝つ強い心や体力なども身につけて、来年の３月には、この学園を巣立ち、漁業の第一線で活躍することになります。
本学園は全寮制です。寮生活は制約が多いと感じると思いますが、まずここで、ルールを守り、規則正しい生活習慣を身につけ、さらに、相手を思いやる心を養ってください。
自分勝手な行動はせず、お互いに助け合い、人格を尊重し合うことが船のルールとなっているからです。
学園で学ぶ一年間という日々は、決して長くはありません。日々の実習、カッター訓練や水泳訓練、秋には焼津水産高等学校の大型実習船「やいづ」による一か月間に亘る航海乗船実習、様々な資格講習も予定されています。
短い時間の中で、多くのことを学びながら、社会人としての基本的なマナーを身につけ、新しいことを一つひとつ貪欲に吸収していってほしいと思います。
海で働くというゴールに向かって、生徒諸君が大いに努力することを期待しています。
我々教職員も、生徒諸君の成長と一人ひとりの進路実現のために、全力を挙げて取り組んでいく決意です。
結びに、保護者の皆様、御来賓並びに後援会の皆様方には、なお一層の御支援と御協力を本学園に対して賜りますよう、お願い申し上げ、式辞といたします。