静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

就職懇談会

2016年07月12日 15時09分31秒 | 学園紹介

ご案内しているように、夏休み期間中は土日の説明などを開催します。
園長が休日出勤でご説明します。
...が、事前の申し込み者がいない場合は実施しません。
必ず、前もって申し込んでくださいね。電話、メール、ファックスいずれもOKです。一人でも申し込みがあればやります!
8月18日のオープンキャンパスではロープワークなどの体験も予定してます。こちらも、ぜひお越しください。


 


さて、皆さんご存じのように当学園の生徒は、県内の漁船に就職します。
学園に入学してくる生徒も、漁船員を目指していますが、実際の仕事の状況を知りません。
しかも、静岡県には多くの漁業種類があります。
そこで、夏休みが明けて航海と機関のコースに分かれる前のこの時期に、各漁業のことを知ってもらいます。
そのために、主な漁業種の方に来ていただき、仕事の説明や生徒の質問に答えていただく懇談会を毎年開催しています。


今年は、
 遠洋カツオ一本釣り
 遠洋マグロ延縄
 沖合まき網
 沖合キンメダイ(底だて延縄)
 定置網
 沖合サバ漁(タモすくい、棒受け網)
の方に来ていただきました。


まずは生徒が、自己紹介。年齢、出身地、現在の希望漁業種類を話します。



この後、4テーブルに分かれての協議です。




始めに、その漁業のこと、仕事の内容などを説明してもらいます。
そして、生徒からの質問に答えてもらいました。
各テーブルを約20分でローテーションしました。





具体的な仕事の内容の他に
「外国人船員は多いけど、みんな明るいから心配しなくても良い」
「陸上の会社なら役職に就くのに20年掛かるが、船ならもっと早い」
「一生懸命仕事をやれば、先輩の船員から大事にされる」
などの話がありました。


生徒からの積極的な質問もあり、自分の希望している漁業の一端を知ってもらえたと思います。早くも「自分の行き先は、これしかない」と思った生徒もいたようです。


【求められる漁船員は..】
今回来ていただいた、就職先の方から、「こんな人が欲しい」との話がありました。
 回りの船員とのコミュニケーションが取れる
 言われなくても、やるべき仕事ができる
 幹部職員になれる人が欲しい
 就職してから海技士を取得するのは大変、在学中に取って欲しい
これらは、学園の教務職員が生徒に話していることですが、今回は就業先の方から聞いたことで、重要さが分かったと思います。
そして「学園出身者は、最初からある程度の仕事ができると思っているから」と即戦力として期待されているお話もありましたよ。

コメント
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