平成30年度入学生が欠員1名。
入学希望者は、なるべく早く学園にお問い合わせください。
4月中に入学できる人が対象です!
漁師になるなら漁業学園。
とにかく漁師になりたい!
でも漁師という仕事に不安もある。
大丈夫です。
学園では1年をかけて、漁師で通用する海の男になることができます。
49期生が入学するまでの期間を利用して、卒業作文を紹介しています。
10人目です。
陸上自衛隊出身で、体格バツグン!
週番の腕章を腕に通せないと言うキン肉マンでした。
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四月に入校して思ったのは、同じ都市の仲間いなく、リーダーをやれと言われたので正直思ったのは、不安しかありませんでした。
そして、一ヶ月が過ぎて生活になじんでいった。
そして、いろいろなイベントを消化した。
とくに大変だったのはカッター訓練でした。
カッター訓練では、8人でカッターを漕ぎました。
しかし、かいはかなり重量があるためにしっかり漕ぐ人と支えるのに必死の人が出て上手に漕ぐことはできませんでした。
そして、イライラするようになります。
だから、後輩の君達はギスギスならないように頑張って学園生活を送ってもらいたいと思う。
次に海技試験では、10月に試験を受けに行きます。※1
私は、五級の機関を受けに行きました。
二学期になると機関と航海の専攻に分かれていきます。
9月の前半あたりで試験に行けるかのテストがあります。
これを合格するには、一学期の自由時間と夏休みをムダにしないことだと思いました。
そして、5月の頃には専攻を決めた方がいい事をススメます。
そして、私は五級機関を合格することができました。
次に、実習船やいづに乗りました。
学校では、わかたかという船に乗って釣りや操船をして、船酔いをしない訓練をしてきました。※2
しかし、実習船やいづはかなり揺れました。
大きい船は揺れないと聞いていましたが酔ってしまいました。
しかし、五日ぐらいしたら直りました。
又、カツオを釣った時も直ります。
私たちの時は、カツオを2尾もらえました。
非常においしい魚でした。
最後に、ここでの生活は充実した一年でした。
後輩に伝えたいことは、人が減ると掃除や週番や生活※3が早くなってしまいます。
ケータイの二台持ちやタバコはやらないよう※4に頑張っていただきたいと思います。
追申(追伸)チクリはやるなよ。
ちなみに、私については成長することなどはありませんでした。
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この作文でも、突っ込むところは多々ありますが、普段の会話はさらにユニークでした。
高校を出て、陸上自衛隊に8年。
48期生では最年長だし、実際に小隊長もしていたようなので我々もリーダーシップを期待しました。
しかし、彼は優しい性格で、そういう柄ではなかったようです。
でも、年下の生徒にいばることは一切なく、まわりから「軍曹(ぐんそう)」と呼ばれて慕われていました。
学園に近い小川魚市場に水揚げするサバ船の漁師とも仲良くなって、
日曜日に作業を手伝っては魚をもらっていました。
就職は紆余曲折(うよきょくせつ)のすえ、海外まき網になりました。
四級機関にも合格しているので、海まきの機関長に育ってくれるのを期待しています。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
園長のつぶやき
自衛隊に8年いた人が入学時に「不安しかなかった」って言うのもおもしろいというか
人って、それぞれですね。
入学のオリエンテーションで私が声をかけると
「こんにちは!」
と大きな声で応えてくれたのは、彼だけでした。
さすがに自衛隊出身だな!と感心しましたよ。
これから乗る船では、彼よりの年下の船員が何人もいると思います。
年下でも船では先輩です。
仕事の上では、指示を守らなくてはなりません。
でも、おごった性格はないし、バツグンの体力もあるので、きっと大丈夫。
学園の入学を30歳までにしている理由に一つが、年のいった新人は使いづらいから。
というのも、船によっては10代の先輩がいます。
同時に、30歳の人が10代の若者のと同じレベルで仕事...が認めれるのは最初だけ。
どうしても若者より習得(しゅうとく)が遅いのに、より早く上達するのを期待されます。
そんな事情があるので、学園に入学するのは高校卒業時が一番いいかな?