遠洋航海実習の21日目。
この日で漁場調査は終了しました。
最後の漁模様は、どうだったのでしょうか。
その様子が日誌には書かれてありませんでした。
肝心の主直の仕事がスムーズにいかず、それどころではなかったようです。
初めてやる仕事はうまくいかないことの方が多いと思いますが、反省点を見直して、次からは失敗しないようにすることが大切です。
また、今回の乗船実習は、これまでにないつらさだという弱音をはいている一方で、最後まで頑張るという気持ちが書かれています。
この航海実習の経験が今後の漁師生活をしていく上で、自信となって必ず生きてきます。
一ヶ月間の遠洋航海実習を乗り切ったことを誇りに、元気な顔で帰港することを楽しみにしています。
主直の生徒(当番)から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。
【実習・課業の具体的な内容】
活餌管理 調査 漁具片付け
【感想(一日を振り返り、学んだこと、感じたこと)】
「今日は調査終了の日だったので、最後ぐらいは元気だそうと思い、朝からあまり時間をかけずに一気に食べたら、案の定吐いてしまいました。
やはり胃が小さい時は急に食べない方がよいということが身にしみました。
そして今日は主直だったのですが号令の合図のタイミングが遅かったり、活餌管理の測定をスムーズに出来なかったり、士官トイレの掃除もぎこちなかったりなどして全然うまく出来ませんでした。
この乗船実習では今までにないぐらいの辛くて苦しく、時にはこのまま死んでしまうかと思ったりしましたが、調査終了まで生き抜く事ができました。
後は船が陸に向いていくだけだと思うので、心持がだいぶ楽になってきたとともに疲れもどっと来ました。
とても眠たいですが20~24の当直があるので眠れません。辛いです。明日も頑張ります。」
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
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