遠洋航海実習の25日目。
今回の遠洋航海では、入出港の準備で生徒が主体的に動く場面は多くありません。
船員の方や水産高校の専攻科生がテキパキと行動する姿を見て、何もできない悔しさを感じたようです。
実際に漁船に乗り込めば、先輩に怒られながらもだんだんと仕事はできてくるようになります。
積極的に動くことで、先輩からもかわいがられるようになります。
次に何をしたら良いか、経験を積むことでわかるようになるはずです。
この日の写真を見ると、船の位置を測定する航海機器の一つ「六分儀」の復習もしたようです。
うまく位置の計測ができたでしょうか。
また、船体の清掃作業も終わり、帰港に向けた準備は順調のようです。
しかし、まだ残り二日間あります。
最後まで気を抜くことなく、有終の美を飾ってほしいです。
主直の生徒(当番)から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。
【実習・課業の具体的な内容】
出港準備、船洗い、ロープワーク
【感想(一日を振り返り、学んだこと、感じたこと)】
「今日は、父島を出港し船洗いをした。
もう少し父島に居たいと感じたが、久しぶりに陸に上がることが出来たので満足している。
出港準備では、何の仕事をするのかが分からずあまり手を出すことが出来なかった。
もう乗船実習が終わってしまうのに、そういう場面で自分が成長する事が出来ていないと感じ悔しかった。
実際に就職して船に乗ったら、同じ思いをしないようまた、少しでも早く仕事を覚える事が出来るよう積極的に手を出したいと思う。
船洗いでは、約一カ月の航海で溜まった、さびや血垢、壁に付いた塩などを落とし皆で船をきれいにすることが出来たと思う。
明日は、ロープワーク、刺し継ぎを専攻科生に教えるので漁学の皆で専攻科生にしっかりと教える事が出来るよう頑張りたい。
あと少しの航海、気を抜かずに頑張りたい。」
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
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※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした、一般入試前期試験の願書受付が12月23日(木)から始まります。
前期試験の結果、入学定員に達しない場合は後期試験を実施します。
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