静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

近海カツオ漁船と遠洋カツオ漁船

2019年03月15日 09時06分02秒 | その他

宮崎県高等水産研修所のブログに、近海カツオ一本釣り漁船の出港がアップされていました。
https://blogs.yahoo.co.jp/kotosuisan_kenshujo/69008435.html
https://blogs.yahoo.co.jp/kotosuisan_kenshujo/69009525.html
宮崎は近海カツオの水揚げが多く、このクラス(119トン)の漁船が多いみたいです。
どのくらいの大きさかというと119トンです。

一方、静岡では近海のカツオ船は激減しました。
今は御前崎に一隻しかありません。
かつてはたくさんあって、卒業生も多く就職しました
現在の学園卒業生は遠洋の大型一本釣り漁船に就業します。
500トン前後ある遠洋カツオ漁船はこんな感じです。


同じカツオ船でも、近海と遠洋では違いはたくさんあります。
カツオを釣り上げることは、小型船の方が適しています。
船が小さいと、甲板が海面に近いので釣りあげるのが楽だからです。
その代わり、船が小さいので居住区は窮屈(きゅうくつ)になりがち。
他にも航海日数や、漁場(魚を捕る場所)、給料など違いはたくさん。

就職する人は、事前にどう違うか確認するのをお勧めします。
もちろん、学園生には学校で教えます。

でも、カツオ漁船に就職するなら大型船の幹部を目指しませんか?
あなたには、その適性があるかも知れませんよ!

Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

3月16日に朝日テレビ系列で放送のごはんジャパン。
学園の47期卒業生(21才)が乗るサバ漁船が登場です。
こちらは全国放送です!
https://www.tv-asahi.co.jp/gohan-japan/

 園長のつぶやき
漁業就業支援フェアでは、漁師になりたい人とお会いします。
そこで思うのは、
「漁師という仕事をあまりに知らない」
ことです。
  知らないからフェアに来た・・・
ってことなんでしょう。

ただし、漁師の仕事がわかり、各漁業会社のブースを廻れば、自分に合う漁業が見つかるか?
・・・と言えば、難しいと思います。
一番の問題は、「自分の適性は自分ではわからない」と言うことです。

上で書いたカツオ漁もそうですが、例えば「まき網」。
近海で行う10トン以下のものから、500トン以上の「海外まき」もあります。
魚を網でまいて捕るのは同じ。
でも、日数も、給料も、必要な資格も大違いです。
なので給料だけで選んでも、適性が悪ければ続きません。
学園では、それを職員がアドバイスするとできます。

どんな仕事でも、就職するまで詳細は分かりません。
でも、漁師の仕事は一般に知られていないだけに、想像と現実のギャップが大きいんです。
それだけにアドバイザーの重要なんですよ。

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