ガス溶接に続き、再び清水テクノカレッジに出かけて、アーク溶接(電気溶接)の実習です。
3日間の講習ですが、ガス溶接と同じで座学からスタート。
アーク溶接は高温で、強い光が出るのでガス溶接と違った注意が必要です。
理論や注意点をしっかり頭に入れてもらいます。
講師の先生が手取り足取りという感じで親切に指導してくださいました。
きれいに出来たでしょうか?
これは何て書いたの?
最後に修了試験です。全員合格できたのでしょうか?
学園に戻ってきてから、47期生で唯一の中学卒の生徒が、カタカナで自分の名前を書き込んだプレートを嬉しそうに見せてくれました。友達に自分がやっている実習のことを紹介するそうです。
アーク溶接は放電により火花を作るため、一定の間隔を保つ必要があります。
それがガス溶接より難しいと言われていますが、生徒に聞いたらガス溶接の方が難しかったそうです。
人それぞれなんでしょうか?
【木から鉄】
漁船の最先端で、遠洋漁業の時代を開いた水産技術研究所の「富士丸」も昭和2年に作られてた第3世から、ようやく鋼船になりました。
ほんの100年前まで、ほとんどの漁船は木造だったことになります。
三保造船所の見学でも、多量の鉄が使われていることを書きましたが、構造体が鉄になることで、巨大な船を作ることが可能になりました。
それを支えた技術の一つが溶接です。
しかし、木は錆びません。
小さな漁港にある数十年前の木造の漁具倉庫が朽ち果てずに残っているのを良く目にします。
エンジンもついていない木造船は塗装無しでも何十年も使えますから、海で使う場合の木材はすごいですね。今は小型漁船もFRPが主流で、木造船はほとんどなくなりつつあります。
私のように漁村出身者には、ちょっと寂しいですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます