静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

カッター(端艇)の訓練について

2012年10月17日 09時30分00秒 | 学園行事
学園では、毎年5月の連休明けからカッター訓練を実施し、6月上旬に遠漕大会を実施しています。
時間は少し遡りますが、入学してから初めて海の上で行うカッター訓練について、報告したいと思います。

カッター訓練は、オールを漕ぐという基本的な動作の繰り返しですが、みんなの気持ちが一つにならないと思うように前に進みません。
また、基本的な体力と持久力がないとすぐにバテてしまいますし、海はいつも一定の条件ではありません。
生徒達にとって、苦労の連続ですが、成し遂げたときの達成感は格別のものがあります。

特に、下半身や上半身の使い方は、カツオを釣り上げる時の動作とほとんど同じで、自然と漁師の体を造ることができます。
最後の遠漕大会では、息の合ったオールさばきを見せてくれました。
今回、よく頑張ったU君の感想文を紹介します。


 カッター訓練を初めてやった時は、とても辛くて、手にも豆がたくさん出来て最悪でした。
 こんなのを何日間もやるなんて、無理だと最初は思っていました。
 しかし、カッターをやっていくうちに、手の皮も少し丈夫になり、カッターを筋トレだと思ってやっていたので、辛さが少しなくなってきました。

 最初の頃は、声が小さいとか、漕ぎ方が違うなどの注意を個人的にされました。
 遠漕前の最後のカッターでは、注意もされないで、逆に力強いと褒められたので、嬉しかったです。
 今日の遠漕が始まる時は、自分は不安がいっぱいでしたが、無事にゴール出来て本当に良かったです。

 ゴールの小川港に入った時は、腕はパンパンでした。
 前半は注意をされたけど、後半はみんなの力が一つになり、声も出ていて、最高だったと思います。
 カッターが終わったので、自分で筋トレを頑張っていきたいです。


 みんなで力を合わせる、それが漁師の真骨頂です!

 学園ホームページにもカッター訓練の様子を載せてありますので、ご覧ください。(6月29日更新)

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