「乗船実習日誌」

今日は、生徒たちが乗船実習中に書いていた「乗船実習日誌」を紹介します。
実習船「やいづ」に乗船している間、「乗船日誌」と「健康管理維持増進記録」というものを、それぞれの生徒が毎日記入しています。


「乗船実習日誌」には
気象などとともに、「当直、操業、作業中に学んだこと」、「一日の感想」、「本日の健康状態」や「明日への目標」などを書き込みます。
「健康管理維持増進記録」には
測定した「体温・血圧」や「絶好調度」、「船酔いの程度」なども記入しています。
乗船中は、普段以上に体調管理に注意して、生活することになります。


ある日の生徒の日誌になります
「一日の感想」：今日は、午前中船酔いがあったけど、午後から少しずつ良くなって、夕方くらいは、ほとんどなかったから、この調子で頑張りたいです。
「本日の健康状態」：まあまあ
「明日への目標」：行動を早くしたい

2学期の終わりに、成績表と一緒に日誌を生徒に返す予定にしています。
家庭に持って帰ったら、生徒の頑張り具合を含めて、保護者の方にご覧になっていただければと思います。

学校見学

今日、学校見学のため学園を訪問してくれた方がありました。
就業支援フェアなどを通して、学園に関心を持ってくれたようで、遠方から来園してくれました。
ありがとうございました。

学校見学では、学園の概要について説明させてもらうとともに、
宿泊棟（生徒寮）、航海実習棟や機関実習棟などの施設を見学してもらっています。
　　　　
関心のある方は、ご連絡いただき、直接、園内をご覧になってもらえれば思います。
よろしくお願いします。


生徒たち
午後は「クロスロープの差し継ぎ」、「クラブ」サッカー）」に取り組みました。
　　　　　　

　　　　


乗船実習の「魚群探査（双眼鏡で群れを探している様子）」をYouTubeにアップしました。
学園のＨＰ「学園の実習」　http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/　で、ご覧ください。

身体測定

今日、2学期末の「身体測定」を行いました。
「身体測定」は入学時、各学期末に行っており、
「身長・体重」、「握力」、「視力」、「肺活量」などについて計測します。
入学してから、どれくらい成長しているのか、視力などに変化がないかといったことを確認しています。
　　　　　　


今日の実習も、ロープワークで開始。


引き続きクロスロープの差し継ぎを行いましたが、今日は4グループに分かれて、練習していました。
　　　　

平常授業を再開しました！

今日から平常授業が再開されています。

乗船実習が終わり、早速「カツオのおろし方」を復習しました。
カツオにも慣れてきた様子で、だいぶ上手におろすようになってきていました。
　　　　
　　

昨日までは、乗船実習中の当番表で「主直」、「食事当番」などを担当していました。
週番日誌の感想欄
「本日で乗船実習が終わり、明日から今までの生活がまた始まります。実習中では、色々な学習ができたので学園で活かし、また、学園でも色々なことを学びたいと思います。」
「今日で乗船実習が終わりました。数々の苦しくつらいことがありましたが、何とか下船できました。明日から通常授業になり、また生活リズムがずれて少し忙しくなると思いますが、冬休みまでも残り少ないので、頑張っていこうと思います。」

乗船実習下船式

9日午前中、実習船「やいづ」において、平成27年の乗船実習の下船式を行いました。
「下船式」では、生徒を代表して機関専攻のＴ君が「お礼の言葉」を述べ、乗船実習が終了しました。

【お礼の言葉】を紹介しておきます。
今回、実習船「やいづ」の第5次航海に漁業高等学園第46期生16名の生徒を乗船させていただき、ありがとうございました。
　この1カ月という長期航海を振り返りますと、まず、辛く大変な事が思い出されます。焼津港を出港してすぐ、天候が悪くなり多くの生徒が船酔いによって苦しい思いをしました。将来、船員としてやっていく事が可能なのか、また、自分が船員という職業に向いているのかが不安になり、仕方ありませんでした。しかし、船員の方々や専攻科の先生方、専攻科の生徒の皆さんが、心強い励ましの言葉をかけてくださったお陰で船酔いの苦しさに負けることなく、克服することで不安を少しずつ自信に変えていくことが出来ました。
カツオの一本釣り実習では、バケの泳がし方から釣り上げ方まで細かく指導して下さったので、特大カツオを1丁で釣り上げることが出来、楽しく良い思い出を作ることが出来ました。
また、航海の途中で立ち寄った鹿児島県では、歴史を学ぶため、維新ふるさと館に行き、西郷隆盛さんがどういった人物であったのかなどを知ることが出来、沖縄では世界遺産である今帰仁城跡や万座毛を見る事が出来ました。
　こんなに楽しく充実した航海になったのは、鈴木船長をはじめとする船員の方々、専攻科の先生方そして専攻科の生徒の皆さんのお陰です。1カ月間、本当にありがとうございました。