萩焼とガラスをおなじエントリであつかうのもわれながらどんなものかと思いますが、いっしょの会場でひらかれているので、まとめて書くことにします。
「萩焼 守繁栄徹 喜寿陶歩 徹父子展」と名づけられた展覧会は、萩焼なので当然茶器が中心です。
栄徹氏の井戸茶碗は、やきものに疎い筆者の目から見てもすばらしいものだと思います。高台のかいらぎ、垂れかかる灰白の釉薬などの景色は、見ていて飽きません。値段も素晴らしく、50万円以下のものは箸置きぐらいしかありません。ぐいのみでも、それ以上します。これで飲んだらお酒もおいしくなるでしょうか。
麦藁手と名づけた水差しなどもありました。これは
麦藁手というと、瀬戸のシンプルな意匠を思い出すのですが、こちらは色合いが地味なぶん、野性味の勝った文様になっていると思います。
谷さんは小樽で「グラス・ムラノ」をひらいており、今回がはじめての個展となるそうです。
花器がかなりユニークで、いろんな絵が表面に描かれています。「フェズの街角はブルーの迷路」「プロヴァンスの黒いひまわり」「情熱の破片」と、題をならべただけでも、その個性的な意匠が想像できると思います。
かぶとのような形をした「インセクト」もおもしろいです。
食器では、「おりべ」と題した薄緑色の皿などが目を引きました。まさか、ほんとに織部釉をつかってるんでしょうか。
9月6日(水)-11日(月)10:00-20:00(最終日-16:00)
丸井今井札幌本店 一条館8階美術工芸ギャラリー(中央区南1西2 地図B)
□萩焼窯元蓮光山のサイト
□グラス・ムラノのサイト
「萩焼 守繁栄徹 喜寿陶歩 徹父子展」と名づけられた展覧会は、萩焼なので当然茶器が中心です。
栄徹氏の井戸茶碗は、やきものに疎い筆者の目から見てもすばらしいものだと思います。高台のかいらぎ、垂れかかる灰白の釉薬などの景色は、見ていて飽きません。値段も素晴らしく、50万円以下のものは箸置きぐらいしかありません。ぐいのみでも、それ以上します。これで飲んだらお酒もおいしくなるでしょうか。
麦藁手と名づけた水差しなどもありました。これは
大聖曰く、「食とは、生命なり」米、麦は主食であり、生命の源との思ひから、厳寒に耐え、伸び伸びと天に向かって春を待つ麦穂、その豊かな生命力こそ、作品に求める深き意味合ではないかとの思ひが麦藁名の本意です。と案内はがきに印刷されています。
麦藁手というと、瀬戸のシンプルな意匠を思い出すのですが、こちらは色合いが地味なぶん、野性味の勝った文様になっていると思います。
谷さんは小樽で「グラス・ムラノ」をひらいており、今回がはじめての個展となるそうです。
花器がかなりユニークで、いろんな絵が表面に描かれています。「フェズの街角はブルーの迷路」「プロヴァンスの黒いひまわり」「情熱の破片」と、題をならべただけでも、その個性的な意匠が想像できると思います。
かぶとのような形をした「インセクト」もおもしろいです。
食器では、「おりべ」と題した薄緑色の皿などが目を引きました。まさか、ほんとに織部釉をつかってるんでしょうか。
9月6日(水)-11日(月)10:00-20:00(最終日-16:00)
丸井今井札幌本店 一条館8階美術工芸ギャラリー(中央区南1西2 地図B)
□萩焼窯元蓮光山のサイト
□グラス・ムラノのサイト