北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

會田千夏、久保綾乃 二人展(9月10日まで)

2006年09月10日 11時22分53秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 なぜか「ビオトープ」というタイトルの付いた絵画2人展。
 久保さんは、いずれも微細な視線で虫を描いている。100号クラスの大作「共生」でも、虫の大きさはほぼ実物大で、アリ、トンボなどあわせて50匹近く。「女の子がよくこんな気色悪い虫をかくなあ」というのも多い。中心がなく、どの虫もおなじ力点で描いているという点で、さいきんブームの伊藤若冲との共通点を感じさせる。
 全道展の若きホープ會田さんは、ここ数年とりくんでいる「katarijima」シリーズ。例の、緑色のもこもこしたのが浮かんでいる絵です。
 いちばんあたらしい日付を持った絵は、これまで見られた汗のような水滴が姿を消し、島の上部に木立が描かれるなど、変化の兆しが見えます。

ギャラリーユリイカ(中央区南3西1、和田ビル2階 地図B)
9月5-10日 11:00-19:00

□「不忍画廊」のサイト内


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
きれいでした (shino)
2006-09-10 22:50:57
久保綾乃さんの蚊を繊細に描いた作品など優雅でほれぼれしました。

気持ち悪いものも見方を変えるととてもきれいかもしれません。

見ごたえあるお二人で大満足しました!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。