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2024年6月8日は小樽→岩見沢。訪れたギャラリー・美術館は5カ所

2024年06月10日 08時26分03秒 | つれづれ日録
 ほんとうはこの手の記事は、その日のうちに書いてアップしたいところですが…。

 この日は札幌を脱出です。
 朝、忘れ物をして最寄りバス停から自宅までいったん戻ったため、家人に地下鉄駅まで車で送ってもらい、朝8時25分発の小樽行き普通列車817Mに乗りました。
 
 購入したのは「一日散歩きっぷ」。
 2540円で、北は北海道医療大学と滝川・富良野・美瑛、東は新得、南は鵡川、室蘭、長万部までの範囲で、普通列車が乗り放題になります。
 
 JR北海道の普通列車は札幌のまわりではたくさん走っていますが、小樽・南千歳・岩見沢より遠くは本数が極端に減るので、時刻表をよくみて旅程を検討する必要がありそうです。

 6輛編成のロングシート。
 車内にWi-Fi が飛んでいることに気づき、持参していたパソコンを開いてブログ記事を1本仕上げました。

 小樽駅9・15着。
 市立小樽美術館で、1970~80年代の道内前衛美術を回顧する「SEVEN DADA'S BABY再考ー7人のアヴァンギャルド」展。
 学芸員のHさんに久しぶり(25年ぶりぐらい?)にお目にかかりました。
 
 10時からアーティストトーク。
 阿部典英さん85歳、千葉豪さん91歳か92歳。
 お二人とも驚くほどお元気。
 佐渡富士夫さんは亡くなっているので、奥さまが、新聞記事などを読み上げるかたちで話しました。

 1階におりて、市民ギャラリーでwave11人展
 阿部典英さんは2階に1970~80年代の立体を並べ、ここでは最新作の平面を展示していました。
 上嶋秀俊さんは意外にも初登場。
 岡惠子さんの懐かしい作品が見られて良かったです。
 9日で終了。
 
 
 裏小樽モンパルナスで「銀的装身具展-森れい、森千尋、山本千鶴ー胸飾り 耳飾り 指の輪 鉱石の壁飾り」というアクセサリーの3人展が始まったので、見に行きました。
 母娘展でもあるのですが、作風はそれぞれに異なります。

 苫小牧でアクセサリーを手がける森れいさんは、鉱石を愛する詩人でもあります。
 ラピスラズリなどの鉱石を流木などと組み合わせた作品にしあげ、産地も書き添えて、壁にずらりと並べているのが壮観でした。

 13日まで。


 残念ながらどこかで昼食を食べている暇がありません。
 小樽駅のコンビニでサンドイッチを買い込み、列車へと急ぎます。
 
 
 12時17分発快速「エアポート88号」。
 6輛編成のうち、前方3輛が2人がけシートでした。

 この列車も前の方はすいていました。

 
 手稲で降り、プラットホームの反対側に止まっていた、普通列車175M岩見沢行きに乗り換えます。
 12時48分発。
 始発なのですわれましたが、ロングシートで、Wi-Fi の電波も飛んでおらず、ブログの更新作業はおしまいになりました。

 車内でうとうと。
 江別を過ぎるとほぼ直線区間で、駅間距離も長いため、列車はようやく速度を上げて走ります。

 岩見沢駅から、市絵画ホール松島正幸記念館へ。

 「永野曜一展 内観のコスモス」のアーティストトークがすでに始まっていました。
 聞き役は、永野さんと同じ空知管内由仁町の画家の大井敏恭さんで、永野さんの話がどんどん広がっていくので、大井さんがときおり絵画のほうへ話を戻していました。

 会場には抽象画の佳作が並んでいます。

 聴衆は20人ぐらいで、画家の別府肇さんと田中郁子さんも来ていました。
 別府さんは、筆者が北海道新聞夕刊に書いた展覧会評を永野さんが読んで、会場のオマージュを通して連絡を取り、知り合いになったのだそうです。筆者のつたない文章でもたまに役立つことがあるんだな、と思いました。
 
 帰りは田中さんに駅まで送ってもらいました。

 駅構内の教育大 i-BOX で、伊藤紗弥「白と叙情詩」。
 絵画。小品の「灯り」が、ピンボケ写真みたいでおもしろいと思いました。
 
 
 16時35分発の岩見沢行き普通列車 230M に乗りました。

 若くて元気のいい頃だったら、江別で降りて蔦屋書店に寄っていたと思うのですが、寄る年波には勝てず、札幌へ直行。
 Wi-Fi が飛んでいたのは、最初の二つの列車だけでした。

 そして、17時19分に札幌に着いても、もはや東急画廊も北海道銀行札幌駅前支店ミニギャラリーもART-BOXも(もちろん石の蔵ぎゃらりぃはやしもギャラリーたぴおも)ありません。
 おとなしく帰宅することにしました。

 あと、小樽美術館で「SEVEN DADA'S BABY 再考」展の図録を買ってくるのを忘れてしまったのも惜しまれます。


 この日足を運んだ美術館・ギャラリーは5カ所。
 小樽ではほかに行きたいところもあったのですが。
 これで、今月に入ってから訪れたギャラリー・美術館は計28カ所になりました。


 なお、疲れが出て9日は終日家で休んでいました。


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