「さくら街道」を走り白川郷入り口に到着しました。
そこで道路が二股に分かれています。
1995年に合掌づくり集落がユネスコ世界文化遺産に登録されました。
集落の中には車が入れません。
なので集落を避けた左の道156号線をそのまま行きます。
途中に大きな有料駐車場が見えましたが通り越して
まず萩町展望台に上り上から集落全体を見てみます。
私にしては珍しくここは下調べをしておきました。
最初に駐車場に車を預けてしまうと展望台に行くには歩いて上るか
シャトルバスに乗り換えて行く事になります。
調べたガイドブックに展望台P35台とあったので車で行けるはずです。
混雑時の渋滞を避けるためか展望台入り口の案内板が消されていたので
行けるのか不安になりながら行ってみました。
途中で上から下りて来る車とすれ違ったので大丈夫そうです。
やはり皆さん坂を歩いて上ってくる方が多いので駐車場は空いていました。
「ほらね~~」 フフ
ここは今まで写真で良く見た景色です。
雪の時や夕暮れの灯りが入った時がとってもいいのですよね。
ここに泊まればそんな写真も撮れるのでしょうね。
合掌づくり建築が評価され知られるようになるまでここは
「陸の孤島」とも言われた辺境だったそうです。
静かだった村にこんなにもゾロゾロと観光客が押し掛けるようになった今、
きっと生活は昔とすっかり変わってしまいましたね。
しばらく眺めてから先程通ってきた駐車場に戻ります。
駐車場は川の反対側にあり橋を渡って集落にはいります。
村で一番大きな合掌造り住宅で5階建てです。
何軒かのお宅が中を見学できるようになっています。
その中で 「長瀬家」 に入ってみました。
260年続く旧家で5代目当主が建造し3年がかりでの大工事で明治23年完成。
入館料は¥300
白川郷の伝統である「結」と呼ばれる相互扶助の精神での
村人総出の屋根の吹き替えでは、平成13年に村人、ボランティア
500人以上により長瀬家は80年ぶりに行われました。
NHKで放送されたと書かれていましたがそれは見た記憶があります。
重く多い積雪に耐えられるような構造で金属の釘やかすがいは使われていません。
これから先、人口減でこれらの物を維持していけるのか心配になります。
昼頃まで降っていた雨もここに到着した頃にはいつの間にかあがっていました。
外に出ると日も傾き始め最初に上った展望台を照らしていました。
合掌造りではありませんが大正時代に建てられたという書院造の
素適なお宅があったので眺めていたらそこのご主人が色々と
話しを聞かせてくれました。
「私なんてまだ4代目なのでここでは新しい方なんですよ」
やはり世界遺産登録になると景観を維持するための規制が沢山あるようです。
パラボラアンテナもこんなです。
今年は暖かくまだ雪も降っていませんでした。
「土曜日に寒波が来るそうなのでいよいよ雪になるかも・・・」
と皆さん言っていましたが今日は土曜日。
ススキと冬桜のまだ晩秋の雰囲気でしたが冬景色に代わったでしょうか?
雪囲いも準備万端
ここも外国からの観光客がほとんどでした~
この後お宿に向かいます。宿泊は飛騨高山です。
ここで予定時間をオーバーしてしまいホテルのチェックインの予約時間に
間に合わなくなってしまい
慌てて連絡~~
思ったよりも距離がありました。
白川郷ICから高山ICまで高速で行きましたがその間はトンネルばかり。
飛騨トンネルはなんと11キロもありました。
関越トンネルの10キロがいつも長いと思っていましたがそれ以上。
つづく