「楽山園」の続きです。
拾九間長屋の展示スペースから外に出ると
借景となっている山並みの上に雲がぽかりぽかりと浮いていました。
広い藩邸御殿跡地が間取りを示すように区切られています。
玄関前に立ってみました。
先ほど見たジオラマから煙突があった所が台所で・・・
一番西側の部屋の前には塀が無いので「ここから庭園を見ていたのかな~」
なんて想像しながら各部屋を歩いてみました。
敷地内には井戸が3か所ありどれも水が枯れてはいませんでした。
台所からここに水を汲みに来てそばの薪小屋から薪を持ち
ご飯を炊いていたのかな?なんて想像したり。
薪小屋と言えば・・・
間違えちゃったのかな?気づかないのかな?直さないのかな?
なんて・・・
御殿から眺めると庭園の正面はこんな風に見えます。
目の前に見える大きな崑明池と中島その向こうには滝口、そして借景の山々
右には庭園を眺めるための腰掛茶屋と上に梅の茶屋
日差しを避けて土橋の下に鯉が集まっていました。
上の梅の茶屋まで行ってみます。
ここからは庭園が一望。
屋根は茅葺で藩主が休憩したり庭園の景色を楽しんだ場所のようです。
お姫様気分で眺めてみました。
春は木々が芽吹き桜が咲き、夏は緑、秋には後ろの紅葉山の借景と共に紅葉、
冬はこんな感じですが雪景色もまた風情があるようです。
四季折々に違った景色を見せてくれる庭園。
庭園内には複数の茶屋があり「織田氏と茶事」の関連も深く窺えます。
織田氏はお茶するのが好きだった・・・?
群馬県内に唯一存在する貴重な大名庭園「楽山園」でした。
通りには小幡の中でも昔の様子を最も残している
小幡藩勘定奉行「高橋家」
松平家大奥など
帰りの車の中から見たのですが今でもお住いの所を
一部見学させて頂けるとの事。
次には是非気候の良い時に歩いて歴史ある街中を散策してみたいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます