線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

小海・親沢諏訪大明神の春祭

2008年04月06日 23時48分11秒 | おまつり
今日は南佐久郡小海町親沢の春祭だった。ここへは昨年も訪ねたので、都合5度目になる。かつては4月3日の定日だったが、現行は4月の第1日曜になった。

今日は春らしいとてもいい陽気だ。ご機嫌で小海まで出かけた。

ここの祭礼は川平の三匹獅子と親沢の人形式三番が演じられることで知られている。午後1:00をまわったころ、親沢よりさらに奥の川平から獅子の一行が歩いてくる。八ヶ岳を見渡せる山道を笛や太鼓を奏しながら近づいてくる。いい雰囲気だ。その到着を待ってから、親沢の公民館から式三番の一行が神社へ向かう。

神門を上る一行の三体の人形の顔は紙で覆われている。それを門のところで取り、拝殿まで行き「御祭礼でやす!」という挨拶をする。

川平、親沢の衆が着くと、しばらく待ってから東の舞台で川平獅子が舞われる。二匹の男獅子と一匹の女獅子、幣負い一人、ササラ二人で繰り広げられる。小一時間の演舞が終わると、今度は西舞台で親沢人形三番叟が始まる。こちらは能楽の翁式三番の人形版だ。長野県の東信地方には、このほかに旧丸子町の「尾野山式三番」、旧望月町の「春日式三番」、佐久市の「湯原式三番」があるが、ともに人間の役者だ。人形はこの親沢だけ。親沢の特徴は役者による伝承が7年ごとになっており、師匠と弟子の関係をつくり、厳格に行われている点だ。 7年は実演し、さらに「おじっつぁ」という親方として関わるのである。

今日はお祭り日和!気持ちのいい春祭であった。


今日は終了後に、最近出来た小海町松原湖奥の「八峰(やっほー)の湯」という温泉に入った。ちょうど日の入りで、八ヶ岳がキレイに見え、ご機嫌だった。
コメント (2)
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