線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

富山獅子舞ツァー2008春:2日目②

2008年04月19日 23時59分30秒 | おまつり
夕刻になる。獅子舞はこれからが長いので、とりあえず夕食。やっぱり回転寿司に入ってしまった。地元だけでなくあちこちでも有名になっている「きときと寿司」で夕飯。

さて、再び十二町の村廻りへ。暗くなってきたので、どこから廻ろうか?と思いながら行くと太鼓の音と赤い提灯の灯りが見えてきた。矢崎だ。とりあえずここで少し見学。
耳をすませると、別な太鼓も聞こえてきた。清水だ。本当に氷見は獅子だらけ~。

更に島沖崎へ行ってみる。県道沿いの商店のお宅でハナ?のような感じで、人々が集まっていた。しばらくここでも見学。とても賑やかだった。

島沖崎は「じゃんかじゃんか」のときも感じたが、頭の振り方が、他の4ヶ所とちがって腕全体で振ってるように見えた。そしてカヤから上半身が出ているのが見えていた。何の根拠もないが、イメージとして羽咋あたりで見た能登獅子系の獅子と似た印象だ。掛け声も氷見ではおなじみの「イヤサーイヤサー」はもちろんだが、「ソラソラソラソラ…」も印象的。
さて地元の人に、「何時までやるんですか?」とおたずねすると「あとは公民館で終わりだよ」とのこと。「あれ?」っと思った。時間は午後9:00をまわったくらいだ。現在、十二町は翌日にかかるまでの村廻りはないようだ。「え~っ!」っと、それでは!まだ行ってない坂津へ行ってみた。すると…もう終わっていた。そして津荒もシ~ンといた。
||||||||||||||(* ̄ロ ̄)ガーン||||||||||||||||

しょうがないので、再び島沖崎を追い掛けて公民館へ。少しやってたが、もう終わってしまった…。
ここでピカイチさんと合流。十二町はほとんど終わりのようなので、別地区へ行ってみることになり、氷見市粟原へ行く。
着くと、宿のお宅のようだった。しかし大変元気な獅子だった。とにかくギャラリーが賑やかだ。大変盛り上げていた。獅子も活発、天狗もダイナミックで面白かった。
もう1軒、お寺?へ移動する。ここは少し庭が広くて見やすい。やはり宿ということで獅子方さんたちは中へ上がられた。
ここでしばらく見ていたら、見知らぬ人から声がかかった。
「昨日、一宮にいませんでしたか?」
「はい、いました」
「写真ですか?」
「趣味です…」
といった会話をさせてもらった。昨日は雨、今日は肌寒く、変なグリーンのポンチョみたいなのを着て、目立ったのであろうか?その方は富山の人で、あちこちまわっておられるようだ。


さて、せっかくここまで来たので、粟原の「獅子殺し」が午前2:00過ぎからあるとのことで、見学することに。明日仕事のピカイチさんは後ろ髪引かれる思いで、午前1:00頃帰宅。
さて、いよいよ獅子殺しの場所となる会場へ移動。広々としたところにゴザが敷かれ、さらに藁がまかれた。ここで始まるんだ~と思うとワクワク。すると…帰宅したはずのピカイチさん、再び登場。やはり「獅子殺し」が気になられるのだ(笑)。
さて、なかなか始まらない「獅子殺し」。何だか風も出てきて、寒くなってきた。ようやく獅子方さんも出てこられ、いよいよ始まる。わたくしは…氷見の「獅子殺し」を見るのは実は初めて。羽咋の太田、二所宮、神子原と今回。なんだかドキドキする。
始まった。天狗の動きがやはりすごい。大変異形な感じではあるが、もがき苦しむような動作はかなりリアルな感じ。太鼓もベテランな方で、気分の高揚をうまく表現しているような感じだった。

こうして終わったのは午前3:00。また…今晩も車中泊だ。どこに泊まろうか…。やはり手洗いがあるといいなと思い、十二町潟水郷公園の駐車場まで移動して寝た。午前3:30をまわる。寒い晩だった。
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富山獅子舞ツァー2008春:2日目

2008年04月19日 23時28分41秒 | おまつり
午前3:30に伏木一宮の獅子舞が終わり、車中泊。気づいたら7:30。太陽がまぶしい。昨日の雨天が信じられない。でも…まだ眠い。
そこで!まず顔を洗おう!それはココしかない。神社入り口にある清泉だ。

ここは以前、新湊の曳山の日に来たことがあった。とやまの名水だ。

そして一宮を去る。公民館の前をもう一度通り、昨日獅子が通った場所を確認するように、狭い道に入って、大通りに出ようとした。すると、ルームミラーから、わたくしの方に向かって手を振っている方が目に入った。思わず車を停めて振り返ると大きな声で「気ぃ~つけて~!また来年も~!」と声をかけてくださった。うれしかった。「ありがとうございました!お世話になりました!」しか言えなかったが、とてもあたたかな一宮の皆さまに感謝。

さて、今日は氷見の獅子を見ようと考えていた。午前中はどうしようかな?と思ったのだが、とりあえず車中泊で体も疲れ気味だったので温泉へ!氷見グランドホテルマイアミのうらにある潮の香亭へ行く。


さて、氷見に来たので海鮮館へ寄ってみた。少しはおみやげでも…、しかしここでうどんを食べられる食堂が8:00からやってたので、朝食をとることにした。やっぱり氷見うどん!

あとは…買い物としてまわるが、文字通り海鮮モノが多い。そんな中で、岩ガキが出ていた。冬のカキではなく、夏のカキなのだ。その場で食べられるというので、試してみた。その場で割ってくれて、レモンをのせてくれた。ポン酢とかはなしで、そのまま海水の塩分とレモンだけで食す。う~うまい!

さて、今日は氷見の十二町(ジンチョウ)の獅子を見よう!ということで、まず神社へ向かった。場所は日宮(ヒノミヤ)神社だ。十二町というと十二潟水郷公園のオニバスが有名だが、その公園入口の反対側にある鳥居をくぐって山の方へ向かうと集落の一番奥にあった。
十二町の獅子とは、坂津、島沖崎、清水、矢崎、津荒の5地区をさすのだそうだ。この5地区が、午後1:00頃から三々五々集まって、日宮神社への宮入りとなる。拝殿前は5台の太鼓台が並ぶと結構かっこいい。

そして青年団長も集まり、昇殿し祭典となる。予定では2:00だったが、今年は2:20頃になって、各青年団の演舞となった。そして見物は、最後に行われる「じゃんかじゃんか」だ。

5地区の獅子が拝殿前に並ぶ。相対するように青年団長が見つめる。合図とともに、5地区が同時にお囃子も行い、獅子舞も演じられる。これこそ壮観!西日本の神楽のヤマタノオロチのごとく(笑)、5頭の獅子がウニウニとした動きで、舞うのである。

この「じゃんかじゃんか」が済むと、3:00頃。それぞれが地区ごとに下っていく。神主さん宅へ行くのだとか。ところが1ヶ所だ外れたところがあった。津荒だ。大体、何て読むのだろう?と思い、獅子方さんに聞いたら、津野地区と荒舘地区を合わせた地名だという。そしてもとも日宮神社は荒舘の氏神で、津野は別な神社だったとかで、もともとの氏神社で一舞するのだそうだ。

さて、この後は氷見十二町潟水郷公園に移動する。ここで4:00過ぎた頃から「十二町獅子舞フェスティバル」がある。今年で3回目だそうだ。それまでは各地で、祭礼以外に旦那衆のところで獅子舞をするということがあったのだそうだが、それをまとめてフェスティバルにしたのだそうだ。
日宮神社と同じように1地区ずつ入場、青年団長を中心に整列。ここまではかっこよかったが、その後は来賓の挨拶が続く。まあ…いいっか。その後、ようやく各地の演舞が始まる。そして最後は「じゃんかじゃんか」。やがて、各地戻って村まわりになる。
コメント (2)
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