線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

春よ来い 早く来い

2012年02月22日 22時15分47秒 | 音楽
今日もスーパーに寄ったところ「童謡」が流れていた。

《春よ来い》

♪春よ来い 早く来い
 あるきはじめた みいちゃんが
 赤い鼻緒の じょじょはいて
 おんもへ出たいと 待っている

♪春よ来い 早く来い
 おうちのまえの 桃の木の
 つぼみもみんな ふくらんで
 はよ咲きたいと 待っている


この曲は相馬御風作詞・弘田 龍太郎作曲。大正時代に発表されたそうだ。

こういう歌が流れると、ついつい口ずさんでいる自分。「みいちゃん」ってだれ?とか、そういうことも考えずに。そして、最後まで歌えてしまうから、不思議だ(2番は…ダメだった・笑)

現在、小学校の音楽の時間には、こういう歌は歌われるのかな?

しかし、このような童謡や伝統的なわらべうたといった、子どもの歌は、実は子どものうたではなく、大人の歌だという議論がある。童謡を歌うのは子どもかも知れないが、喜んで歌うのは元・子どもである大人の方が圧倒的。「童謡・唱歌を歌う会」といったサークルもあるが、大体大人の集まりだ。

そして童謡を作った人は大人なのだ。もちろん子どもたちに歌わせたいという願いのもと、さまざまな運動があったことはよく知られている。実際の子ども達にとってはどうなのか。

しかし、子ども達には歌い続けてほしいなとも思う。子どものころに歌ったことがあるから、大人になってなつかしいのだ。

今、あちこちで春に関わる童謡が聞こえてくる。ホッとした気分になるのも、自分が年取ったせいかな…。
コメント
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