来年の「歴史」の教科書から、沖縄の集団自決に関する記述が変わると言う。軍の関与はなかった、ということになるらしい。何を以て関与があったのか?あるいはなかったのか?それを判断するのは難しいことだと思う。果たして指令文書のような物的証拠がなかったら「なかった」と断言できるのか?「生きて辱めを受けず」という当時の教育は人々を死に追いやったとは言えないのか?
私は集団自決後の凄惨な場面を写真で見たこ . . . 本文を読む
次に訪ねたのは世界遺産(2)「石窟庵」。仏国寺、石窟庵共、海抜754mの吐含山中腹に築かれた寺院である。ほぼ同時代(8世紀半ば)に何れも時の宰相、金大城が創建に関わったとされる。中国の石窟寺院に倣ったものだろうが、実際は自然石を形成して人工のドームを築いた後に土をかぶせて自然の洞窟のように見せかけたものである。なぜわざわざそのような造りにしたのだろう?
内部は四角い空間の「前室」と丸い「主室 . . . 本文を読む
慶州市観光地図。
朝食後、慶州ワールド隣接のホテルから、まずは世界遺産(1)「仏国寺(プルグクサ)」へ。車で朝早めに出発したおかげか道路も空いていて30分弱で着いた。仏国寺は、長きに渡って勢力争いを続けて来た高句麗、新羅、百済の三国が、中国・唐との同盟関係を結んで軍事力を補強した新羅により統一されてから約200年後の8世紀半ば、景徳王(キョンドクワン)の時代に金大城(キムデソン)によ . . . 本文を読む
2日目の朝食。ホテルすぐ近くの大衆食堂で食す。やはり皿数は多い(笑)。
万国共通かもしれないが、”都会度”が増すにつれ皿数は減り、味は洗練されて行く。
以後毎食、自家製のキムチが登場するが、これらは全てそれなりにおいしい。さすがは韓国。
グツグツと煮立った鉄鍋で供された「ミソチゲ」は日本で言えば「みそ汁」か。
エビのダシが利いているが、元々私はエビが苦手なので味は好みとは言えず。
唐辛子も入って . . . 本文を読む
ガイドの韓(ハン)さん曰く「慶州は日本の奈良・京都」らしいけど…
見どころの数の多さは京都・奈良に遠く及ばない印象。
逆にどこをとっても絵になる、見どころ満載の
奈良・京都の凄さに改めて感嘆する。
世界中捜してもあんな所はないと思う。
写真は慶州の高速道路入り口の立派な門構え。
1日目は午後便で釜山到着が4時過ぎ。殆ど移動で終わると言って良いと思う。今回のツアーで成田から釜山に向かったのは私 . . . 本文を読む
昼下がり、空路で釜山入り。あいにくの雨(T.T)
私は一応英語と伊語なら旅先で不自由しない程度に話せるのだが(ペラペラというわけではありません。そこのところ誤解なきよう…笑。ついでに言うならカタコトのアラビア語もOK!)、韓国語は例の『冬ソナ』ブーム以来日本の少なからぬ壮年女性が学んでいるにも関わらず、私自身はこれまであまり興味がなく(そもそも『冬ソナ』自体見たことがない)勉強したことがなか . . . 本文を読む
慶州(キョンジュ)市大陵苑(テヌウォン)にて
私が海外の旅に求めているのはやはり異国情緒であったり、いまだかつて見たことのない風景であったり、未知の味覚であったり、現地の人々との交流であったり、思いもよらない体験であったりする。だから、まず旅立ちのモチベーションは彼の国への興味・関心であり、好意である。概して、彼の国へのイメージはさまざまなメディアによってもたらされる情報によって形成される . . . 本文を読む
愛し合い、赦し合うことができれば…
ブログのアクセス解析を見ていたら意外にも映画『敬愛なるベートーヴェン(原題:Copying Beethoven)』 のレビューへのアクセスが多かったのもあって、先日本屋のマンガ文庫コーナーでたまたま見つけた手塚治虫原作の伝記『ルードウィヒ・B』上下巻を買って読んでいたら、その中に若き日のベートーヴェンがモーツァルトに弟子入りするエピソードがあった。
ベ . . . 本文を読む