我が家の子供たち(特に下の子)が今一番好きなのは、「のらねこソクラテス」のシリーズ。男の子と、しゃべれるのらねこソクラテスの物語です。
「ソクラテス」シリーズの「ソクラテス みみをすます」のなかで、ソクラテスは最後の赤とんぼの「さよなら」に耳をすまします。そして、その「さよなら」が聞こえない男の子に「だいじなことが きこえねえなんて おめえの耳、どうなっていんだい?」といいます。
このせりふ、本当にドキンとしました。
「私の耳は、だいじなことが聞こえてるんだろうか?」そう思わずにはいられませんでした。
さて、我が家の子供たちには、どうもねこの話が好きらしく、「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズ、「ブンダバー」シリーズと、たて続きにねこの物語ばかり。どのねこもとても個性的で、生き生きとしています。私もどのシリーズの猫も大切なことを教えてもらっています。