昨日今日とで合わせて20局ほどの交信をした。国内ばかりだけど、半分以上は自分でCQを出した。スピードを18WPMとちょっと遅めにしてCQを出すと、すぐ応答が返ってきた。ちょっとたどたどしいこともあったけど、なんとかこなした。CQ出すと誰が呼んでくるかわからないので、緊張感があるけど、楽しいね。残念ながら日曜日は風が強くなってきたので、午前中でアンテナを撤収した。また来週。
カメラで写真を撮るときに明るさを計る道具が露出計である。ハッセルブラッドのようなクラシックなカメラになると内蔵されていないこともあるが、最近のデジカメには間違いなく装備されている。とは言ったものの、単体の露出計というのもなくなったわけではなく、カメラマンのアシスタントがモデルさんの露出を計ったりしているところを見たこともあるのではないだろうか。
実はこの露出計には2つのタイプがある。反射光タイプと入射光タイプがそれである。カメラに入っているのは反射光タイプと呼ばれている物で、被写体の反射率を灰色と仮定して明るさを推定する。被写体が真っ白かったり真っ黒かったりすると、誤差が発生するので、露出補正を人間がやることになる。他方、入射光タイプは、文字通り入ってくる光を計測するので、直接被写体の側に行ける場合は正確な露出が計測できるということになっている。
露出に関する本とかには、ほぼ間違いなくこのことが書いてある。上のような説明なので、何となく反射式の露出計というのは誰のカメラにも入っていて誤差も出るから、プロが使う入射式に比べると簡易な露出計のようなイメージを持っている。
ところが、有名なアンセル・アダムスが提唱したゾーンシステムというのは、この反射式の露出計を徹底的に活用する。といっても普通の反射式ではなくスポットメーターというすごく狭い範囲の反射光の露出を計測できる露出計を使う。その露出法というのは、被写体における「本当の明るさ」に注目するのではなく、カメラから見た視界の各部分の「見た目の明るさ」をきちんと計って、一番明るいところと一番暗いところを見積もり、最終的にフィルムの感度に上手く合うような露出を決めるというものだ。
この話、スケッチとよく似ているなあと思った。つまり、スケッチの対象の「本当の形」と、「見た目の形」の関係だ。見た目の形というのは、描いている場所と距離によって大きさが異なっているから、本当の形とは違って見える。本当の形を再現するためには、その距離を考慮して形の補正をする必要がある。だが、スケッチをそれらしく描こうと思ったら、その見た目形をそのまま写し取ることが必要になる。まさにアンセル・アダムスのゾーンシステムを同じように。そして、両者に共通する方法論は、きちんと物差しを使って、細かく正確に目の前に見えることを計ることにある。
この二つの事柄のアナロジーは、全然別のことのように思えるけれど、最終的には写真の見た目のイメージと、スケッチの見た目のイメージという、人間の知覚に関することであるという点で一致している。なんか面白いと思いませんか?
実はこの露出計には2つのタイプがある。反射光タイプと入射光タイプがそれである。カメラに入っているのは反射光タイプと呼ばれている物で、被写体の反射率を灰色と仮定して明るさを推定する。被写体が真っ白かったり真っ黒かったりすると、誤差が発生するので、露出補正を人間がやることになる。他方、入射光タイプは、文字通り入ってくる光を計測するので、直接被写体の側に行ける場合は正確な露出が計測できるということになっている。
露出に関する本とかには、ほぼ間違いなくこのことが書いてある。上のような説明なので、何となく反射式の露出計というのは誰のカメラにも入っていて誤差も出るから、プロが使う入射式に比べると簡易な露出計のようなイメージを持っている。
ところが、有名なアンセル・アダムスが提唱したゾーンシステムというのは、この反射式の露出計を徹底的に活用する。といっても普通の反射式ではなくスポットメーターというすごく狭い範囲の反射光の露出を計測できる露出計を使う。その露出法というのは、被写体における「本当の明るさ」に注目するのではなく、カメラから見た視界の各部分の「見た目の明るさ」をきちんと計って、一番明るいところと一番暗いところを見積もり、最終的にフィルムの感度に上手く合うような露出を決めるというものだ。
この話、スケッチとよく似ているなあと思った。つまり、スケッチの対象の「本当の形」と、「見た目の形」の関係だ。見た目の形というのは、描いている場所と距離によって大きさが異なっているから、本当の形とは違って見える。本当の形を再現するためには、その距離を考慮して形の補正をする必要がある。だが、スケッチをそれらしく描こうと思ったら、その見た目形をそのまま写し取ることが必要になる。まさにアンセル・アダムスのゾーンシステムを同じように。そして、両者に共通する方法論は、きちんと物差しを使って、細かく正確に目の前に見えることを計ることにある。
この二つの事柄のアナロジーは、全然別のことのように思えるけれど、最終的には写真の見た目のイメージと、スケッチの見た目のイメージという、人間の知覚に関することであるという点で一致している。なんか面白いと思いませんか?