William G. Pierpont(N0HFF)が書いた標記のエッセイ、日本語訳もA1クラブのHPに公開されている。世の中にCWに関する本やHPはたくさんあるが、どれもノウハウ的なものばかりで読んでも今一つ面白くない。その中で、このエッセイはモールス符号の認識プロセスまで踏み込んだ数少ない文献だと思う。自分はモールス符号を覚えるというレベルにあるわけではないが、さらに高みを目指すためにちょっとこのエッセイを読みこんでみることにした。このエッセイの5章に
「モールスによるコミュニケ―ションは特別のものです。ヘッドフォーンをして聴いている時、いつも目を閉じます。すると私は声を出したり、聴いたりしないでコミュニケーションをしていることを感じます。たくさん話したり聴いた日はうれしい。メッセージは、囁きにも似て、実際に耳にする会話などよりもずっと記憶に残るものがあります。私はもう言いたいことを形にしないで直接符号に変換して送信する指先に伝えます。それは従来の言語中枢から来るものとフィーリングが違います。思考が直に現れたリラックスしたコミュニケ―ションなのです。」
なんかいいなあと思うんだけど、これってどういうことよ?というのがまず疑問の最初だった。話はここから始まる。
「モールスによるコミュニケ―ションは特別のものです。ヘッドフォーンをして聴いている時、いつも目を閉じます。すると私は声を出したり、聴いたりしないでコミュニケーションをしていることを感じます。たくさん話したり聴いた日はうれしい。メッセージは、囁きにも似て、実際に耳にする会話などよりもずっと記憶に残るものがあります。私はもう言いたいことを形にしないで直接符号に変換して送信する指先に伝えます。それは従来の言語中枢から来るものとフィーリングが違います。思考が直に現れたリラックスしたコミュニケ―ションなのです。」
なんかいいなあと思うんだけど、これってどういうことよ?というのがまず疑問の最初だった。話はここから始まる。