もっと簡潔に言うと:「目を通して耳に教えようとはしないこと。」
耳から聞いた符合を短い点と長い点の集まりという視覚的なイメージをしてはいけないらしい。それは眼で見てものを理解するのと同じように、耳で聞いてそのパターンを理解すること、それを聴覚化”auralized”と呼んでいる。ちょっとわかりにくいけど、特定の音のパターンを聞くとそれに関連するイメージが湧いてくることってあるように思う。たとえば草原に吹く風の音を聞いて広大な草原がイメージされるような。草原のイメージは視覚的かもしれないが、風の音のパターンを視覚化しているわけではない。モールス符号を覚えるというのはそういうことなのだ。