3月初めに 持病の腰痛が急に発生、二日間ベッドで安静するなど 一週間苦労した。
痛みが和らいで 始めた散歩も、腰にコルセットをし 両手にはトレッキングポール。
一方で糖尿病は年末年始の「ゆるみ」で悪化し 、1月の血液検査数値は 不合格点。
3月の検査では やや良くなったが、ヘモグロビンA1cが6.7では ギリギリの合格。
老齢のひげ爺は、身体機能のあちこちが劣化しているので 定期的通院だけで4つの
医療機関、さらに 突発的怪我や病気やコロナに妻の同伴もあり 病院通いは日常化。
そんな中で今月初めに「確定申告」、電卓を駆使し医療関係費を集計したら合計が
夫婦合わせて89万円 (昨年は91万円)になり、私の健康保険や介護保険料を足す
と130万円を超える、収入は一般的年金だから 医療費支出率は40%にもなる。
家計に占める食料支出に「エンゲル係数」(日本の平均は25%ほど)がある、なら
ば 「医療係数」的思考があってもよく、我が家の困窮度は相当高いレベルだろう。
そんな 我が家の家計は、私の少ない不労所得と妻の年金が加わり成り立っている。
確定申告の結果は少額の還付、わずかな返金に得をした気分になるから不思議だ。
払い過ぎ分が戻るだけなのに、高額医療の返金や確定申告の還付に喜んでしまう。
病院の支払にポイントが付き、マイナンバーカード作成にもポイントが付く時代。
あさましい我ら老夫婦は、4万円分欲しさに「マイナポイント」の手続きをした。
それで「得」をした気分も、医療費や保険料や税金を考えたら間尺に合わない額。
『しかし金が戻ると嬉しく、ポイントもないよりあったほうがいい』と、独り言。
高齢者の健康維持は「銭」がかかる、その銭がかからなくなった時はお終いの時。