夏の高い気温が秋まで続き、今年の紅葉は全国的に遅れたうえ色づきが悪いようだ。
それでも紅葉狩りをしたいと、車を使わず電車で紅葉が楽しめるJR只見線を選ぶ。
紅葉が例年より遅れていることを計算し、11月1日の7時29分に大宮駅を出発。
浦佐駅で乗り換え小出駅で名物「美雪アユ寿司」を購入、朝食の補充軽食をとった。
9時15分発只見行に乗車、米の産地「魚沼」から「六十里越え」の只見に向かう。
天候には恵まれたが里地の紅葉はまだまだ、標高は上がるものの只見の紅葉が心配。
列車は徐々に高度を上げて山間に入り、木々は色づきが始まり秋らしくなってきた。
この周辺から紅葉狩りの目的地になるのだが、紅葉は6分程度で色合いも良くない。
長いトンネル内で新潟から福島に入り、トンネルの切れ目から「田子倉湖」を見る。
湖面が標記500mで会津朝日岳が1624m、眺望は一瞬のことで再度トンネル。
トンネルを抜けると間もなく「只見駅」、下車し「ふるさと館」見学と昼食と休憩。
12時48分発「満喫号」で東へ、車掌さんの案内で只見川の紅葉ポイントを堪能。
橋梁群の遺産美が終わった「会津柳津」で下車、荷物を預けて徒歩で「円蔵寺」へ。
日本三大と云われる「虚空蔵菩薩」を参拝し、名物「アワ饅頭」を食べて駅に戻る。
16時半発の列車で会津若松駅に17時24分着、乗り継げば今日中に帰宅できる。
一人旅なら日帰り弾丸ツアーにするところも、かみさん同伴なので東山温泉に宿泊。
『紅葉はタダ見したが、JRは運賃を払い タダで見せんの「只見線」』と、独り言。
翌日は朝から雨、磐梯高原での紅葉観賞は中止し郡山で昼食をとって新幹線で帰宅。