10月15日、日本財団ビルで、全日本ろうあ連盟、全難聴、障害者欠格条項をなくす会の三団体の主催で「公開シンポジウム 運転免許に聴力は必要か?~欠格条項見直しと運転免許~」
が開かれ、280名程が参加した。
この公開シンポジウムは、2001年の欠格条項を持つ法律の改正で、「・・耳が聞こえないもの叉は口がきけない者」に免許を与えない」という道路交通法88条が撤廃されたが、聴力検査を課す施行規則第23条が残ったままであることを問題にして開かれた。
警察庁は、自らの調査結果でも、聴力と安全性に関連を見出せなかったが、それでも聴力検査を残し、基準以下の聴覚障害者にはワイドミラーやマークの装着を条件に免許を与えようとしている。
欠格条項をなくす会の臼井事務局長がこれまでの取り組みの経過を、園田警察庁交通局運転免許課課長補佐が、聴力と運転状況の調査結果の報告をした。臼井事務局長の50枚以上にスライドの報告が投影されないトラブルがあったが、事実をきちんと整理した報告は圧巻だった。
公開シンポジウムなので、聴覚障害者の二輪ライダーの会や一般の参加者に混じって、車両メーカーも参加していた。警察関係者もいたかもしれない。
パネルディスカッションには、内閣府障害者施策推進本部の高倉参事官補佐、聴覚障害を持つ田門弁護士、黒崎ろうあ連盟前副理事長、清成全難聴理事が意見をそれぞれ述べた。
集会では、自動車の運転に聴力が必要な科学的な結果が出ておらず、聞こえる人でも自動車の窓を閉め切って音楽などを聴いているとと車外の音が聞こえないこと、安全かどうかは聴力の有無にかかわらず本人の注意力の問題という発言が次々と続いた。
この3団体の主催の集会は初めてだったが、公開シンポジウムに続いて、アピール文を社会や関係者に周知すること、警察庁への要望活動などが重要になってくる。
シンポジウムは、諸外国の例、調査研究結果を踏まえて、聴力基準そのものの撤廃、道路環境整備の方が重要というアピールを採択した。
各団体のサイトに発表されている。
http://www.zennancho.or.jp/special/center.html#unten
http://www.dpi-japan.org/friend/restrict/topix/topix2006/06101503.html
ラビット 記
が開かれ、280名程が参加した。
この公開シンポジウムは、2001年の欠格条項を持つ法律の改正で、「・・耳が聞こえないもの叉は口がきけない者」に免許を与えない」という道路交通法88条が撤廃されたが、聴力検査を課す施行規則第23条が残ったままであることを問題にして開かれた。
警察庁は、自らの調査結果でも、聴力と安全性に関連を見出せなかったが、それでも聴力検査を残し、基準以下の聴覚障害者にはワイドミラーやマークの装着を条件に免許を与えようとしている。
欠格条項をなくす会の臼井事務局長がこれまでの取り組みの経過を、園田警察庁交通局運転免許課課長補佐が、聴力と運転状況の調査結果の報告をした。臼井事務局長の50枚以上にスライドの報告が投影されないトラブルがあったが、事実をきちんと整理した報告は圧巻だった。
公開シンポジウムなので、聴覚障害者の二輪ライダーの会や一般の参加者に混じって、車両メーカーも参加していた。警察関係者もいたかもしれない。
パネルディスカッションには、内閣府障害者施策推進本部の高倉参事官補佐、聴覚障害を持つ田門弁護士、黒崎ろうあ連盟前副理事長、清成全難聴理事が意見をそれぞれ述べた。
集会では、自動車の運転に聴力が必要な科学的な結果が出ておらず、聞こえる人でも自動車の窓を閉め切って音楽などを聴いているとと車外の音が聞こえないこと、安全かどうかは聴力の有無にかかわらず本人の注意力の問題という発言が次々と続いた。
この3団体の主催の集会は初めてだったが、公開シンポジウムに続いて、アピール文を社会や関係者に周知すること、警察庁への要望活動などが重要になってくる。
シンポジウムは、諸外国の例、調査研究結果を踏まえて、聴力基準そのものの撤廃、道路環境整備の方が重要というアピールを採択した。
各団体のサイトに発表されている。
http://www.zennancho.or.jp/special/center.html#unten
http://www.dpi-japan.org/friend/restrict/topix/topix2006/06101503.html
ラビット 記