東京都中途失聴・難聴者協会が、タクシーの業界団体に要望書を送ったところ、東京都個人タクシー協会で取りあげてくれることになった(画像のクリックで拡大)。
メールかファックスで迎車をすると、通知した場所と時間にきてくれるというものだ。6月1日より実施予定だ。
タクシー会社に氏名と迎車希望時間、乗車地と降車地、支払い方法などをメールし、メールを受けた迎車センターが登録したタクシーと交信して、依頼した聴覚障害者に到着時間、タクシーナンバー等を伝える。
他のタクシー業界団体でも対応が進んでいるとのことだ。協会の呼びかけに、すぐ対応してくれたことが嬉しい。
昨年12月に施行された新交通バリアフリー法(「高齢者、. 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」では、タクシーは聴覚障害を持つ人には、筆談用具などを備えておかなければならないことになっている(国自旅第235号および235号の2、平成18年12月20日、国土交通省自動車交通局長通知「バリアフリー新法の施行に伴いタクシー事業者等が講ずべき措置等について」)。
ラビット 記
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(235号、社団法人全国乗用自動車連合会会長、財団法人全国福祉輸送サービス協会会長宛)
「2.利用者に対する情報の適切な提供(バリアフリー新法第8条第4項関係)
タクシー事業者等は、高齢者、障害者等に対し、これらの者がタクシーを利用して移動するために必要となる情報を適切に提供するように努めなければならないとされている。
例えば、(中略)聴覚障害者を運送する場合には、目的地、経由地、運賃その他の利用に当たり必要となる情報についての意思疎通を図るため、筆談等文字による対応が可能となる設備を設けることが必要である。また、運送の引き受けに当たっても、会話によることなく運送の申し込みや予約が可能となるよう、携帯電話、FAX、インターネット等の通信手段等文字による申し込み方法を活用することが望ましい。」
(235号の2、社団法人全国個人タクシー協会会長宛)
「3.視覚障害者及び聴覚障害者への必要な情報提供に努めるとともに、高齢者、障害者等の運送に行う場合においては、乗車中の不安感の軽減や条項の際の付き添い等適切な措置を講ずる等、運転者によるきめ細かな対応が望まれること。
参考url
http://blogs.dion.ne.jp/rabit/archives/5124039.html