難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の自助組織での成長

2007年04月30日 06時32分20秒 | 福祉サービス
070429_1153~001.jpg難聴者協会の総会が近づいた。

一昨夜の理事会に昨年度の事業の総括と新年度の事業計画案は、決算案、予算案と合わせて提出され、説明があった。

5月10日の臨時理事会まで意見を求めることになっている。
協会は議案書や資料はグループウェアで配布され、意見が交される。
グループウェアとは協会事務所に置かれたサーバーを通じて情報や意見交換する仕組みだ。

理事の改選もあるが、立候補者が定足数に不足し、理事会として推薦候補者を出すことになった。

各部やサークルからは、理事は「上の人」、「本部」というような意識が強く、協会は自分たちの組織だという意識が薄い。
難聴者協会は、NPO法人になる前から、難聴者自身の自助組織であり、活動も自分も仲間も難聴者、中途失聴者としての自覚を持って、社会に働きかけることを目的に活動してきた。
多方面の活動をしているので、協会の福祉活動から地域の会の活動、サークルの活動などいろいろかねている人も多い。また、サークルには高齢者でやっと手話を覚えたてでコミュニケーションがまだ十分でない方や中途失聴者で集団活動の経験のない人も多い。こうした方々が、理事になってこれ以上の活動は難しいと思われたのも一因だろう。

しかし、コミュニケーションはいのちと同じくらい大切なもので、協会はどの会員でもサポートする必要がある。手話がたどたどしくても活動の経験がなくても、協会活動に関わっていれば、理事になって活動を出来る環境を作るのも理事会自身の役割だ。

みな、協会の中で一歩ずつ成長している。

ラビット 記