難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

携帯音楽プレーヤーの難聴の誘因性/因果性

2007年09月11日 23時49分43秒 | 機器について
携帯音楽プレーヤーが難聴の原因になる「恐れ」があることはこれまで再三警告されている。

煙草や石綿、道路渋滞まで、メーカーや業界の責任が問われる時代である。

携帯音楽プレーヤーのメーカーも、取り扱い説明書には過度の音量は難聴になる恐れがあることが記していることだろう。
プレーヤー自身に出力制限機能を付けたりしているかもしれない。
しかし、聴取時間が長ければそれだけでは難聴は防げない。

数年後か十年後か、難聴が進んで、社会の至るところで難聴による困難を抱えた人々が数万人単位で出現した時、メーカーは製造物責任はまぬかれない。


我が国も、アメリカやオーストラリアのように、騒音難聴予防センターの設立が必要だろう。
それも将来ではなく、今だ。
早いほど対策にかかるコストは少なくて済む。

ラビット 記
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MP3プレーヤーの誤使用は難聴の引き金に----英団体が警告
ITmedia
聴覚障害者の支援団体英RNIDは9月7日、英国の多くの若者が長時間大音量でMP3プレーヤーを聴いており、難聴になる恐れがあると警告した。

世界保健機関(WHO)によると、連続1時間以上、85デシベル以上の音量でイヤフォンを使って音楽を聴くと、聴覚にダメージを与える可能 ...
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0709/11/news016.html





新しい人工内耳の開発のニュース

2007年09月11日 10時21分35秒 | 人工内耳

070916_1226~001.jpg新しい人工内耳のニュースがある。
以下のサイトで、イギリスのろう研究誌「サウンドバイト19号」、2007年7月の内容が紹介されている。
「みぃママが聞きかじった各国の聴覚障害児教育情報
耳よりな話、西から東から」
http://blog.goo.ne.jp/6331miemama/e/3f0b4523e5dee22fbbfcbde20efffff2

原文を読んでいないが、今までの人工内耳の欠点を補うために、電極を蝸牛ではなく、聴覚神経に直接埋め込むという方法だそうだ。
低音域まで広範囲にわたって音が届き、情報伝達が正確になり、エネルギー消費が低減するということだ。

その結果、新しい人工内耳の装用者は騒音下でもクリアーに聞こえ、音楽も楽しめ、方向性もわかる、電池も長持ちするというものだ。

人工内耳も、音声のコード化法が新しいものに切り替わるたびに、文章の認識率が向上してきた。
電極の構造、チャンネル数の増加は考えられると思っていた。脳幹インプラントもあるが聴神経へのインプラントは考えていなかった。

しかし、これはまだモルモットと猫の試験の結果で、早急に実用化するものではない。
この種の新しい解決方法は実用化されるまで待つのか、それとも現時点での最良のものを利用するのかの選択になる。
その時点での生活のQOLを高めるために、その時点で必要なのか、ライフスタイルとも合わせて考える必要がある。
この部分は、医師の助言があっても自身の問題だろう。


ラビット 記