難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳フリーダム内の水滴

2010年08月28日 18時22分36秒 | PHSから

火曜日に病院から人工内耳の代換え機が届いた。

病院に自分の人工内耳のマップがあるのでプログラムをインストールしてから送られてくるのだ。

早速電池を入れ、アンテナコイルを接続してスイッチを入れてみた。
土曜日の朝聞こえなくなってから丸4日ぶりだ。
ウワーンとテレビや周りの音が一斉に飛び込んでくる。
なんか前の時よりいっぱい聞こえるような気がする。

次の日、出社して汗塗れの人工内耳のカバーを外すと汗の水滴がいっぱい付いていた。
多少の水滴はしみこまないように設計されているようだがそれでもマイクの穴を水滴が塞いだり、アンテナ端子の中に水滴が入れば良い影響はない。


ラビット 記

WebアクセシビリティJISが改定、「JIS X 8341-3:2010」

2010年08月28日 18時22分11秒 | バリアフリー
WebアクセシビリティのJIS「JIS X 8341-3:2004」が改訂され、「JIS X 8341-3:2010」となった。

このことの意味は時代に併せてアップデートされたことと日本の基準が国際的基準に合わせられたという。

またW3Cと連携して障害当事者も関わって改訂されたことだ。国内では情報アクセス協議会でも関わったはずだ。

この記事では触れられていないが、動画の音声に字幕を付加することが最低基準として含められているということだ。

障害者の権利条約では障害を持つものが持たない人と同じように情報を入手し、利用できることを求めている。
内閣府の障害者制度推進会議の第一次意見書とそれを受けた政府の閣議決定も情報アクセスの保障を各省庁の連携で実現することがうたわれている。

今後、法改正も含めた具体的な議論が進められていくのだろう。


ラビット 記
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【PCオンラインニュース8月16日】
WebアクセシビリティJISが改定、達成基準がより明確に
改正原案の策定者が、公示後のセミナーでポイントを解説
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20100826/1027104/

 Web上のコンテンツを誰もが利用できるようにするアクセシビリティの日本工業規格(JIS)が6年ぶりに改定され、2010年8月20日に公示され た。2004年策定の「JIS
X 8341-3」を改定した「JIS X 8341-3:2010」である。公示後の8月25日に開催された「TCシンポジウム2010」
(テクニカルコミュニケーター協会主催)では、改正原案を
策定した東京女子大学現代教養学部人間科学科の渡辺隆行教授が、改正のポイントを解説した・・・


2010-08-21 23:52:46
【JIS】ウェブアクセシビリティ規格 JIS X8341-3 の改正で動画字幕も!
http://ameblo.jp/bcs33/entry-10625978934.html
テーマ:法・制度・規格

ウェブアクセシビリティ規格 JIS X8341-3 の改正
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/it/x8341-3umegaki.html
【情報アクセス-情報アクセシビリティ:ICTを活用した情報支援】
ウェブアクセシビリティ規格 JIS X8341-3 の改正
梅垣正宏(日本障害者協議会 情報通信委員会)

夏の終わりの蝉 難聴者の就労 

2010年08月28日 11時34分00秒 | 就労
出勤時駅に着いたら目の前で蝉が止まった。

出勤時は、今日は上司とコミュニケーションがうまく行くかどうか考えるといつも気分がブルーになる。

だいたい仕事が完了したことを報告しても評価されたことがない。
自分の間違った思いこみだったと気づいてもまず謝らない。絶対に。

人と共同作業する際に、コミュニケーションやアサーティブネスは必須のスキルだ。
作業の分担内容を確認して、その内容が自分の仕事にも不可欠なら最高の効果が上がるようにうまくやってもらわなくてはならない。

難聴者は人と「うまくやる」ことが苦手だ。それは「うまくやる」ためにはコミュニケーションが必要で音声の会話で行われることが普通だからだ。
聞こえないと声の調子、強弱、テンポ、抑揚などに意味が込められているがそれがつかめないのでどうしても会話が途切れるか平板になる。

これが難聴者に「職場の会話が成立しにくい」という「活動」(国際生活機能分類ICF)にあたる。

蝉はシャッターの音でPHSにぶつかって飛んでいった。


ラビット 記