富貴蘭（東出都）

富貴蘭は、風蘭の高級品種で、斑が入ったり葉の形が変わったりしているため高価な物が多いのだが、この品種は比較的安価で手に入ります。
子供が５本出ているのだが、一年に２枚くらいしか葉が出ないのでなかなか大きくなってくれません。
花は普通の風蘭と同じです。

風蘭の花

独特の形で良い匂いがしますが、成長が遅いのが玉に瑕です。

更に離れて全体を見たところ

ところどころに先のほうが緑色の白く細長い物が見えるが、これがこのランの根です。
エリデスの仲間は根が空気に触れることを好み、ミズゴケなどで植え込むとじきに根腐れをおこしてしまうため、「エアープランツ」と同じ様な栽培をした方がよいようで、このランも一時はかなり危険な状態になったのだが、水遣りを減らしてかなり乾燥気味にしたところ回復してくれたのです。
今では鉢の中には一本も根がなく、全ての根は鉢の表面とヘゴのチップの表面に張り付いているだけなので、水遣りをしてもすぐに乾いてしまいます。
乾燥に対する強さは「サボテンや多肉植物と同等かそれ以上？」と思う事があります。

少し離れて見たところ

全て逆さまに咲いています。

ナンとも不思議な形のランの花

エリデスの仲間なのだが、「画像が逆さまでは？」と思う人もいると思うのだが、これが正常な姿なのです。