Rくん(年長):
「アレ?何でこれがあるの?」
レッスン室に入って、キーボードがセットしてあるのを見て、Rくんが尋ねました。
「これね、発表会の時に使うんだ。Rくんも『スヌーピー』の時に使うんだよ。そうだ、今やってみようか」
先生が伴奏を弾き、Rくんがメロディーを弾きます。
うまくいったね!バッチリだ。
それから、先週「この水色のがいい」と選んで名前を書いたスズを白い毛糸で首から下げ、「ファ」の音のメロディーベルを持ってオープニングの練習もやってみました。
「最初のうちはまだ出ないから。隠れてるんだよ」と言われて、Rくんはニコニコ顔。「隠れたつもり」で、部屋の隅にくっつきます。
前奏が鳴って、メロディーが始まって、さあ、今だよ!
メロディーベルを上手に鳴らして、オープニングもバッチリです。
「じゃ次はピアノだね」と言われて、Rくんがいそいそと譜面台に広げたのは「ゆめキラ⭐︎キッズピアノ たのしいメロディー」、その中の一番最後に出ている曲「ハッピーバースデー」でした。
先週 音符をたどりながら弾いてみた「ハッピーバースデー」。ゆっくりゆっくりだけど、最後まで弾けた!ということが嬉しかったのでしょう、その2日後に、親戚の方のお誕生日祝いに「ハッピーバースデー」を弾いてあげている様子を、パパが動画に撮って送ってくれていました。
そんないきさつの「ハッピーバースデー」、今日弾くのを聞いたら、なんと先週の何倍も上手にスラスラ弾けてる!
「シはここを弾くんだよね」と、ちゃんとフラットも忘れずに。
「すごーい。上手だねえ。この前よりずーっと上手になってるじゃない!」と褒められて、Rくんは鼻高々の笑顔です。
「ねえ、いいこと考えた。Rくんさ、発表会の時、これ弾いたら?!」
先生に言われ、Rくんは「いいよ。じゃ『アルプスいちまんじゃく』じゃなくて『ハッピーバースデー』弾く」と迷わず答えました!
「そうだね。じゃあ『ビッグ・ベン』と『ハッピーバースデー』の2曲!ねっ?」
「うん!」
決まりました。
ハニカミ王子の名は返上。
今では自信にあふれた、やる気満々のRくんです。
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