Mちゃん(高1):
「寒い~、外めちゃくちゃ寒い」と、暗くなった中自転車をこいでやってきました。
Mちゃんは高校の定期テスト1週間前だというのに、こうしてピアノのレッスンを休まずがんばっています。
まずは先にレッスンを終えて待っていたRちゃん(小4)の伴奏「WAになっておどろう」のキーボード。
それから、オープニングとフィナーレで「やってね」と先生から渡されている「デジタルホーン」の練習。この楽器はサックスみたいなデジタル楽器で、かっこいいです。
そしてRちゃんがレッスンUPして帰った後、本命「悲愴」の第三楽章のレッスンへと進めました。
ずいぶん練習を重ねたんだなー、と思える細やかな指運び、Mちゃんの長所が光っています。
一番最後のページ、ここからどんどん盛り上がっていって、最後のクライマックスからフィニッシュへ・・・となだれ込むところ。
前回は「キメ!」というところでの和音をつかむのにかなり時間がかかっていましたが、今日はほとんど追い付き、続く数小節のパッセージも、あとほんの少しでテンポが整いそうです。
「テスト前なのに大丈夫?練習できる?」と先生が心配したのですが、
「大丈夫、これだけのことだから練習できます」との返事。さすがヒバリ教室の上級生、大物だ。
実は、今年Mちゃんが「悲愴第三楽章」を弾く、というのは、今年がベートーヴェン生誕250年、という記念イヤーにちなんでのことです。
ヒバリ教室の大人の生徒Tさんが「悲愴の第一楽章を弾きたいです」と言ったので、記念イヤーだしせっかくだから、分担して3楽章全部弾こうよ、とヒバリ先生が思いついたのがきっかけです。
言い出しっぺTさんの第一楽章は文句なしとして、続く第二楽章・第三楽章を弾く人材は・・・と考えた結果、癒しの第二楽章にドクター、そしてハイスピード&細かいスケールいっぱいの第三楽章に、唯一ジュニアクラスからMちゃんを抜擢したのです。
いつもみんなの曲を決めるにあたっては、1.その人の長所が引き立って 2.短所がバレなくて 3.弾き映えがして 4.その割に難しくなく などの事を考えながら1人1人、曲を決めているのですが、今回Mちゃんにとっては、曲の方が先に決まっていて、条件も何もあったもんじゃなかったので、いつもの年に増して苦労が多かったと思います。
考えてみると、上記の曲選びの条件で合ってるのは、1.と3.だけかもしれませんね(長所が引き立って、弾き映えがする)...
2.と4.をクリアするのは正直きびしいかもしれませんが(短所がバレるし難しい)、その代わり1.長所が引き立って 3.弾き映えがして は間違いなくクリアしてる曲ですので、がんばってもらいたいです。
この曲を弾きこなすことによって、Mちゃんのレベルは飛躍的に向上すること間違いナシですので!
がんばっておくれ~
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