HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

イタリア協奏曲、ページとばされるか?!

2020年11月17日 | レッスン日記(大人)

K子さん(大人):

「さあ、『イタリア協奏曲』はどうなるかな?生き延びるか、それとも『ページ削除』か?!」

レッスン開始、K子さんが譜面台に楽譜を広げたと同時にヒバリ先生の第一声。

これには訳があります。

K子さんは、先週、他のページに比べ 大幅に完成が遅れていたページを、「来週、ここが出来てなかったら、この1枚削除!」と宣告されていたのです。

それは、全7ページある「イタリア協奏曲」の中の5ページ目と6ページ目でした。

ちょうど表・裏となる2ページなので、ページの紙は1枚です。

「どうする...? もう、今弾けてないとさすがに無理な段階だから。この、前の部分まで弾き終わったら、2ページ飛ばして、最後のページにつなげる?それなら、なんとかまとめられる」

ヒバリ先生は、苦肉の「救済案」を提案しました。

仮にも「本番」、仮にも「発表会」です。

明らかに弾けていない2ページを、つっかえつっかえノロノロ弾くより、すっぱりあきらめて、出来ている部分をきっちり弾いたほうがいいですから。

そうしたら、K子さんは言ったのです。「きれいな所だから、弾きたい!がんばって練習して!」と。

「よしっ、それじゃあ、猶予(ゆうよ)は来週まで1週間。1週間がんばって練習してみて。もし来週、できてなかったら、その時はこの1枚、削除!」

ということになっていたのです。

そして今日が、その「決戦」の日なのです。

どうかな。

K子さん、弾きました!

後半で、一番練習期間が短かった5ページ、6ページ。

ちょっとやそっと見ただけでは弾きこなせない、細かい16分音符連続のパッセージを、がんばって練習してきました。

まだ完璧とは言えませんが、とりあえず、発表会3週間前の状態としてはセーフの範囲に滑り込んだかな、というくらいには追い付いてきました。

「がんばったねえ」

1週間でここまで追い付いたなんて。

到底ムリだと思ってました。

よしっ、弾こう。

決めました。

今の出来は、他の部分100パーセントに対して65パーセントくらいです。

本番までの期間、よーく練習して、曲全体が同じテンポで、きちんと弾けるまでにしましょう。

がんばって!

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