HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

パイレーツ・オブ・カリビアンを簡単に弾く方法

2020年11月06日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

「パイレーツ・オブ・カリビアン」のように、リズムが分かりにくい曲をレッスンする時、ヒバリ先生が時々使うのは「メロディーに歌詞をつける」方法です。

「歌もの」の曲ならいいんですが、ピアノ曲やオーケストラ曲などには歌詞がありませんから。

例えば曲の中で三連符の連続とかが出てきたら「タマゴ、タマゴ、タマゴ」といいながら弾くとか、レッスンしてる子の名前で「花子、花子、花子って言うとかすると、3つずつの音符が把握でき、メリハリもついて弾きやすくなります。

今回、「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、曲全体が「分かりにくいリズム」だったので、始めから終わりまで、全部に歌詞をつけました。

冒頭のメロディーに付けた

「味噌ラーメン、塩ラーメン、チャーシューメン、ギョーザ!」

に始まり、中華メニュー、レストランメニュー、フルーツ、スイーツなど、そのフレーズに合ったリズムともう一つ(これがけっこう大事)、「メロディーの抑揚」にも一致した言葉を探して当てはめていきました。

(「パイレーツ・オブ・カリビアン」では、食べ物で統一しました笑)

現在、小学生のRちゃん(小4)は、曲の後半部分

カレー、ハンバーグ、スパゲティ、

メロンソーダ、バナナジュース(どのメロディーの所だか当ててみて?)

を経て、

アン!パン!

た、ま、ご、ごはん!

チャー ハン、

の、り、ま、き〜

という歌詞をつけたフィニッシュ部分を仕上げているところです。

もう最後まで到達したので、レッスン時は、まず先生と二人で声を合わせて「味噌ラーメン!塩ラーメン!」と 全曲通して歌うことから始めています。

これで、複雑なリズムも簡単に弾くことができます。

また、分厚い和音の伴奏はコードで弾くので、これも簡単です。

以上、「パイレーツ・オブ・カリビアン」攻略法でした!

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パイレーツ・オブ・カリビアン 難しさの理由

2020年11月06日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

Rちゃん(小4)

今年、Rちゃんが発表会で弾くソロ曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン(彼こそが海賊)」です。

Rちゃんの力強いタッチを生かしたいと思って、先生が決めました。

だけど、この「彼こそが海賊」という曲は、かっこいいけど弾くのはなかなかしんどい。覚えにくい。という難点があります。

[ 覚えにくい理由その1 ]

曲の構成が明解な「形式」にのっとってなく、次々にエピソードが展開していくスタイルなので、「弾けた部分の使い回し」ができない。

例えばAA'BA' などの形式の曲なら、最初のAが弾ければ、もう曲のほとんどがクリアできたも同然で、特に小さい生徒などに与えるには大変助かるスタイルです。

ロンド形式も、ABAーCーA など、やはり最初のAが何度も使えるので、「お得な形式」といえます。

ところが「彼こそが海賊」は

ABCDE…と、1つも使い回しのないエピソードが続いていくので、全部を新しく練習しないと曲が完成しません。

実に「お得じゃない」スタイルなのです。

[ 覚えにくい理由その2 ]

リズムが取りにくい。

聴くと軽快でワクワクするリズムですが、楽譜からそのリズムを読み取って弾くにはかなりの読譜力が必要で、初心者や小学生にはなかなか与えられないレベルです。

この、全然お得じゃない「彼こそが海賊」ですが、そして初心者の小学生であるRちゃんですが、彼女のキレのいいタッチで、ぜひ弾いてもらいたい。

そこで、ヒバリ先生が考えたのは「わかりにくい曲を覚える裏技」です。

それは次の記事で。

To be continued…

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Cちゃん、ソナチネ最後までできた

2020年11月06日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小3)

発表会まであと1ヶ月。

ソロ曲の「ソナチネ」が、まだ通してできていないのですが、レッスンに来てまずやるのは「『美女と野獣』から!」

パーカッション担当の「美女と野獣」はもう大分慣れたんだし、ソナチネを早くレッスンしようよと思うのはヒバリ先生だけで、Cちゃん本人は、どんなに切羽詰まっていようとも、まずは「美女と野獣」のサウンドを楽しんでから、というスタンスは揺るがないようです。

よし、1回「美女と野獣」ができた。

ささ、ソナチネをやろう。ソナチネ。

苦労した「スケールの指使い」、毎回口うるさく直させて、Cちゃん自身も努力して、ようやく「インチキな指を使わないこと!」という「禁止命令」が守られる方向になってきました。

途中、正しい指使いを確かめるためにテンポが落ちたり、弾いてしまった指をやり直したりしながらも、ともかくも最後まで通して弾けるようになりました。

「できた!できたね」

「ふぅ〜」

ようやく先生の言う通りに弾けて、ホッと息をつくCちゃん。

「でもね」先生は言いました。

「これでゴールじゃないよ。曲が出来上がった、今からがスタートなの」

「うん

「前にもやったよね、『100回弾き』。これから本番の日までに、100回弾くんだよ」

Cちゃんは神妙にうなずいています。

前回までは、キラキラのシールをたくさんあげて「1回弾くごとにシールを1枚貼っていいよ」ということにしていたんですが。

「またシールとか貼る?」と聞いたら、Cちゃんは「自分で紙に書いていく」と答えました。

さすが、もう3年生。シールで釣らなくても、自身の意思で乗り越えられるんだね。

えらい!

弾き方のブレがなくなれば、どんどん上手になれるCちゃんです。

100回弾き、がんばろう。

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