そうなんだ。

外国語で知ったこと。

連弾   英語・フランス語

2014-02-26 13:00:00 | 語学

私がピアノ演奏で最後に舞台に立ったのは、
若くて可愛らしい(記憶にあるイメージ)30代ママだった頃です。

当時我が子が習っていたピアノ教室の20代の先生は、
発表会で個人のソロ演奏よりも、第2部に行うアトラクション
に力を入れていたと記憶しています。
その回のアトラクションのテーマは

ミュージカル映画
『サウンド オブ ミュージック』

ストーリーのナレーションに従って、それぞれの親子で映画
『サウンドオブミュージック』中の曲を順番に連弾するという企画。
私達親子は 「ひとりぼっちの羊飼い」 を担当しました。

♪ひ~とりぽっちの ひ~つじかい レイオ レイオ レ・イ・オ~♪

もちろん演奏ですから、歌は歌いません。

“連なって弾く” と書いて “連弾”。

言い得て妙・・・。 上手いこと言ったものです。

高校時代は演劇部でしたから、久しぶりのスポットライトに
心がウキウキしました。 連弾は誰のミスかわかりづらいので
さほどプレッシャーは感じません。
緊張感&達成感を我が子と共に味わうのも楽しいことでした。
ただし、主役である子供が舞台手前のピアノ高音担当で、親は舞台奥の
低音担当なので、ほとんどの観客は子供しか見ていなかったと思います。

踊るアホウに観るアホウ。 同じアホなら踊らにゃソンソン

弾くアホウに聴くアホウ。 同じアホなら弾かなきゃソンソン

演奏する側の方が楽しいだろうと思われる、この連弾を外国語では 
(4つの手)と表現します。
英語では

「four-hand performance」(フォーハンド パフォーマンス)・・・連弾

フランス語でも 「a quatre mains」(ア キャトル マン) です。
キャトルは4、マンは手ですから、やはり直訳は4つの手になります。

ドイツ語も直訳は4つの手でした。

この表現はどうでしょう。 味気ないじゃありませんか・・・。

“連なって弾く” と書いて “連弾”・・・。
この言葉にこそ、楽しさと温もりが凝縮されていると思います。



コメント (2)
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