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エスケープ エアー  「整備」 と 「清掃」 と 「磨き」 と 「カスタム」

2021年06月07日 12時05分58秒 | 自転車整備
このエスケープエアーが、キイロスキーさんの友人にいくばくかのお金で貰われていくことになった。

もともとが中古で購入したもの。なので一通り整備が必要。

時間がかかる塗装系の作業はあらかじめ済ませておいたが、掃除は倉庫おいてるうちに、なぜか汚れた。乗ったか??それとも掃除した気になって、実はまだ掃除してなかったか??



 まずはパーツを全部ばらして、掃除・整備するところから。
 
フレームを除いてすべてパーツをばらす。
 フレームのブレーキ付近の表面にブレーキシューのノロがついている。これ非常に落ちにくい。まずは中性洗剤でサクッと全体を洗って、ノロの部分はパーツクリーナーで落とす。最後にワックスを塗って、フレームはピカピカ。掃除が終了。

マイクロシフトのコンポを乗せようとしていたのだが、スラムに戻そうと決意。
 本来ついていた、外したメカ類を手入れする。
 スラムのシフターは全く手入れがされてなかったようで、動きがもっさり。カバーを外そうとねじを探すのだが見つからない。穴という穴から、パーツクリーナーで古いグリスとオイルで付着した埃を流し落とす。グリススプレーを注そうと思ったが、過去に浸透潤滑剤だけの方が作動が良かったことがあったので、浸透潤滑剤をたっぷり掛けておく。カチャカチャと変速レバーを動かして、パーツクリーナーをぶっかけて、また浸透潤滑剤を注油して、スムーズに動くまで繰り返す。動きがスムーズになったので、シフターのノッチ数を確認し、正常作動してるのを確認。
 スラムのフロントディレラーは軸廻りの摩耗がデカく、ガタが大きすぎ廃棄して、使えそうなパーツを探す。本来はスラムのX3なのだが、このパーツは古いもので、スラムの国内販売店のダートフリークではすでに扱いがない。オークションとかでも良品はなく、いま非常に入手困難。
 昔、スラムのX3で、スラムパーツの中で、シマノのリアディレラーで組まれたものをどこかで見てる。たぶん少し古いシマノパーツとと交換性があるらしい。使えそうなパーツを探すが、MTBクランクのフロントディレラーばかりだ。一つだけ安っぽい、ガイドがデカい、クロスバイク用の3速のフロントディレラーがあった。バンド位置が下付きなのも、ケージ穴がかわせるので、都合が良かった。あとはスラムでシマノを動かすことができるか?シマラム(シマノ+スラム)が正常に動くかどうか、つなげてみない事にはわからない。(自分ではうまく調整できなかったが、自転車屋さんに頼んだらバッチリ作動するようになった。マッチングは今回は行けたが、今のシマノと、今のスラムのマッチングは知らない。)
 リアディレラーはスラムのX3リアディレラー、キズとかはあるが、致命的な欠損がないのでこれを利用する。傷とかは紙やすりで磨いて、ワックスを塗りこむ。金属部分の錆を取り黒く塗る。可動部にたっぷりと注油する。プーリーを分解掃除しようとおもったのだが、プーリーがねじ固定ではなく、カシメだったので分解がそもそも出来ない。なので軸の部分のカバーの隙間からパーツクリーナーをたっぷり注ぎ込み、渋い原因の何かを流す。少し軽くなったが、まだ渋い。さらに隙間から浸透潤滑剤を流し込む。初めに比べればマシにはなったがまだ渋い。最後にグリススプレーを隙間に注ぎこむ。粘性が高いためか奥まで浸透せず、あまり変わらない。まあしかたがないか、これぐらいなら何とか使用は大丈夫だろう。
 クランクは全体的につぶつぶしたアルミ錆が浮いている。紙やすりで錆を除いた後、細かな番手でつるつるにして、荒い紙やすりで表面をなぜるようにして、ヘアライン処理をする。チェーンリングは状態が悪くないが塗装状態が良くなくきたならしい。一度分解して、紙やすりで表面の錆をあらかた取り、黒のラッカースプレーで再塗装。フィキシングボルトの錆具合まで取り除く気にならなかったので、手持ちの中からマシなものに交換する。
 スタンドも再塗装。元は何か塗装されていたみたいだが、これもきたない。塗装面からダメだったので、紙やすりで剥離。下処理剤を噴いた後、ラッカースプレーで塗装。
 カセットは汚れ以外は問題なかったので、ディグリーザーで掃除。
 チェーンは汚れていたので、ディグリーザーで掃除してたら、その下から錆びたチェーンが現れた。チェーンチェッカーを使ってみたところ、伸びてはいなかった。錆取り剤に浸ければ、錆びはとれるが、その手間がとんでもないのと、結局やれたところで仕上がりも良くはないので、今回は時間と手間と仕上がりをお金で買う事にした。新品に交換。新品チェーンを新品リンクでつなぐ。
 ワイヤー類も、保管していた中古の中から。使える状態のものを選ぶ。程度の良いものは再度保管し、だめそうなものは全部廃棄。リアディレラーのものは長いので、シフターワイヤーを一本だけ新品を投入。アウターはとっておいた新品の細切れのものから、黒色のみを組み合わせて使う。何とか足りた。ロードと違って、アウターは短いので助かった。
 Vブレーキは写真のように塗装面が粉吹いてる。塗装はワックスで磨くと復活するケースが多い。(いきなりパーツクリーナーを噴きかけて磨いたりすると、塗装がぼそぼそとはがれることがあるので注意)シューはパーツがなかったので、もとからついていたのを手入れして取り付ける。ワンセットはシューが十分にあって、もう片方は残り少ない。前にたっぷり残ってるほうを付けて、後は残り少ないのを付けた。後ろブレーキの事言っとかないと。ブレーキレバーは元ついてたのは、レバー部分がひずんでいた。曲げなおすとかもできるかもしれないが、あの状態だと私では直す自信がないので、15年ほど前に買ったほぼ新古のテクトロレバーを付けた。
 BB下のワイヤーのナイロンパーツが割れていた。これはもう一台のエスケープと同型だったので、外して取り付ける。外したほうは注文する。


手持ちの赤いサドルを取り付ける。ハンドルはジャイアントのMTBのハンドル。無印のメッキステムでカスタム。


ここまでで7時間。楽しかった。
(パーツなどの塗装や塗装前の錆取などは、手間がかかるので、あらかじめ事前にしておいた。それらと組み立てを含めると、全部で20時間。塗装は塗り重ねの待ち時間が長かった。本乾燥は放置なので時間に含めず。)

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