小林温氏が参院議員辞職 公選法違反事件で引責(朝日新聞) - goo ニュース
爺は8月8日附けのこのブログで書いた。参議院選挙神奈川選挙区の自民党議員小林温(ゆたか)氏の出納責任者が選挙違反に問われて逮捕されたので、「冗談交じりで公明党の松あきら氏」が次点繰上げでないか?と。
いや、そもそもはその前日参議院で過半数を誇り民主党の小沢氏が「テロ特措法に反対」を唱えても
小林氏と同じ選挙区の民主党の牧山弘恵氏がTVの公開番組で「選挙費用は法定費用の数倍掛かった」と明言したので、この発言で、牧山氏の辞職とそれによる「松あきら氏の繰上げ当選」そして小林氏辞職により「共産党畑野氏の繰上げ当選」と滅茶苦茶お馬鹿な神奈川選挙区を心配していた。
昨晩テレビ朝日の「報道ステーション」を見ると、神奈川県庁で「参議院議員辞任会見をする小林氏」の映像を見た。
菅前総務大臣が同席していた。菅氏は自民党神奈川県連の会長であるし、横浜は氏の大事な選挙基盤でもある。
小林氏は「国会運営が大事なこの時期、自民党に迷惑をかけるので辞任する」との簡単な辞任説明をしていた。
爺はここで考えた。
従来であれば、一審で会計責任者が有罪になった時点で、自民党党籍離脱、控訴審で有罪確定になり連座制で辞職。ここに至るまで2年位は時間が稼げるはずである。
それを敢えて辞職させたのは、国民の「政治と金」に対する怒りが厳しい物であると自民党幹部が感じたからであろう。
小林氏が一審確定前に身を引いたのは、後日再チャレンジの密約を菅氏初め党幹部の密約を得た為であろう。
辞任により自民党はとかく隙間風の噴出した公明党の「看板娘松あきら」に議席を譲り渡した。松さんの事務所には祝電が殺到する画面を写していたから、自民党は公明党に星を一つ返した。与党として議席は変わらない。ラッキー! これで次点が共産党であればシナリオは別であったろう。
更に「選挙違反疑惑」のある現職を辞任させた(した?)のであるから、民主党に対し同様の疑惑やヤクザとの付き合いを噂される民主現職に対する批判の材料として活用できよう。
やがては自分に返ってくるが、当面は問題を沈静化させた。
知恵者がいる者である。
よく考えれば自民党、民主党の若手といってもこの程度の手合いである。新人の中には下半身の問題やヤクザとの関係を指摘されるお粗末。本当は国会議員の定数を半減し国政に当たれば、族議員と泡沫議員が整理され、歳費や政党援助金も半減するのである。
もっとも法を改正するのが議員であるから、無理な注文である。
でも政党の革新性とはそういう局面で光って見える。小沢さん、数も大事だけど質無くてなんの数ぞ! なんだが、当面は数ですね。しばらく注目しています。
朝日新聞:
参院選神奈川選挙区で再選され、出納責任者らが公職選挙法違反(日当買収)の罪で起訴された自民党の小林温(ゆたか)参院議員(43)が4日、議員辞職した。同日夕、神奈川県庁で、党神奈川県連会長の菅義偉・党選対総局長と記者会見に臨み、選挙違反で2人が起訴された事件の「責任を重く受け止める」と語った。遠藤武彦前農林水産相の辞任直後だけに、政府・自民党のイメージ悪化は避けられない情勢だ。
小林氏はこの日午後、江田五月参院議長に辞職願を提出、許可された。会見で小林氏は、出納責任者が起訴事実を否認しているとして「事件は無実」としながらも、10日から論戦が始まる臨時国会への影響や、再選挙、補欠選挙となった場合の政治的な空白を避けたい、として、議員辞職を決意したという。
会見に同席した菅氏は「議員を支援してくれた県民、国民に大変申し訳ない」と語った。
(引用終わり)
写真:小林氏(共同通信)
爺は8月8日附けのこのブログで書いた。参議院選挙神奈川選挙区の自民党議員小林温(ゆたか)氏の出納責任者が選挙違反に問われて逮捕されたので、「冗談交じりで公明党の松あきら氏」が次点繰上げでないか?と。
いや、そもそもはその前日参議院で過半数を誇り民主党の小沢氏が「テロ特措法に反対」を唱えても
小林氏と同じ選挙区の民主党の牧山弘恵氏がTVの公開番組で「選挙費用は法定費用の数倍掛かった」と明言したので、この発言で、牧山氏の辞職とそれによる「松あきら氏の繰上げ当選」そして小林氏辞職により「共産党畑野氏の繰上げ当選」と滅茶苦茶お馬鹿な神奈川選挙区を心配していた。
昨晩テレビ朝日の「報道ステーション」を見ると、神奈川県庁で「参議院議員辞任会見をする小林氏」の映像を見た。
菅前総務大臣が同席していた。菅氏は自民党神奈川県連の会長であるし、横浜は氏の大事な選挙基盤でもある。
小林氏は「国会運営が大事なこの時期、自民党に迷惑をかけるので辞任する」との簡単な辞任説明をしていた。
爺はここで考えた。
従来であれば、一審で会計責任者が有罪になった時点で、自民党党籍離脱、控訴審で有罪確定になり連座制で辞職。ここに至るまで2年位は時間が稼げるはずである。
それを敢えて辞職させたのは、国民の「政治と金」に対する怒りが厳しい物であると自民党幹部が感じたからであろう。
小林氏が一審確定前に身を引いたのは、後日再チャレンジの密約を菅氏初め党幹部の密約を得た為であろう。
辞任により自民党はとかく隙間風の噴出した公明党の「看板娘松あきら」に議席を譲り渡した。松さんの事務所には祝電が殺到する画面を写していたから、自民党は公明党に星を一つ返した。与党として議席は変わらない。ラッキー! これで次点が共産党であればシナリオは別であったろう。
更に「選挙違反疑惑」のある現職を辞任させた(した?)のであるから、民主党に対し同様の疑惑やヤクザとの付き合いを噂される民主現職に対する批判の材料として活用できよう。
やがては自分に返ってくるが、当面は問題を沈静化させた。
知恵者がいる者である。
よく考えれば自民党、民主党の若手といってもこの程度の手合いである。新人の中には下半身の問題やヤクザとの関係を指摘されるお粗末。本当は国会議員の定数を半減し国政に当たれば、族議員と泡沫議員が整理され、歳費や政党援助金も半減するのである。
もっとも法を改正するのが議員であるから、無理な注文である。
でも政党の革新性とはそういう局面で光って見える。小沢さん、数も大事だけど質無くてなんの数ぞ! なんだが、当面は数ですね。しばらく注目しています。
朝日新聞:
参院選神奈川選挙区で再選され、出納責任者らが公職選挙法違反(日当買収)の罪で起訴された自民党の小林温(ゆたか)参院議員(43)が4日、議員辞職した。同日夕、神奈川県庁で、党神奈川県連会長の菅義偉・党選対総局長と記者会見に臨み、選挙違反で2人が起訴された事件の「責任を重く受け止める」と語った。遠藤武彦前農林水産相の辞任直後だけに、政府・自民党のイメージ悪化は避けられない情勢だ。
小林氏はこの日午後、江田五月参院議長に辞職願を提出、許可された。会見で小林氏は、出納責任者が起訴事実を否認しているとして「事件は無実」としながらも、10日から論戦が始まる臨時国会への影響や、再選挙、補欠選挙となった場合の政治的な空白を避けたい、として、議員辞職を決意したという。
会見に同席した菅氏は「議員を支援してくれた県民、国民に大変申し訳ない」と語った。
(引用終わり)
写真:小林氏(共同通信)