議員報酬「日当制へ」 鳥取江府町

議員報酬「日当制へ」　鳥取・江府町で住民集会(朝日新聞) - goo ニュース

表題に引かれニュースを読んでみました。
読んでみると「議員報酬を日当制にすべく住民による直接請求を求める」事を考えているグループがあるという事であった。

関東人の爺は鳥取江府（こうふ）町と言われてもどこにあるのかさっぱりわからなかったので早速ググって見た。鳥取県の岡山との県境に近い山よりの町に思えた。
人口ざっと３７００人。立派なHPが有ったので町の財政情報もみる。
年収に対し地方債の残高が倍もある。日本国よりマシだが元利払に大変だろうと思う。
記事にもあるけれど財政難でこのままでは「財政調整基金（町の預金の様な物）」を食いつぶしてしまう。
そこで町の住民の有志が「町議員の日当制（日当１万５千円）」を求め１日集会を開いたそうだ。　年間で約３０００万円の節約になるそうだ。
町議員１０名のほとんどは日当制に反発だと。　わははは
有志は既に「議員日当制を実施している福島県矢祭町の前町長と現町議会長を呼んで」取り組みを話した。

有志側は直接請求に必要な有権者の５０分の１の署名は集めたそうだ。
町民有志の危機感と町議員の脳天気な態度を江府町の有権者がどう考えるであろうか？　「議員日当制」日本第二の町になって欲しい。

さて国の債務残高８８０兆円（０７年９月末）の状態を考えればまず衆参両議院の数の削減と「日当制」を実施して欲しい物だ。
誰が「立法府の人間（議員）が勝手に（お手盛りで）決めた法律や規則」をどうやって直させたら良いか？

いろいろ考えさせられる集会である。経過を見守りたい。


朝日新聞：
議員報酬の日当制導入を求めている鳥取県江府（こうふ）町の住民が１日、条例改正の直接請求に向けた署名集めの期限を前に集会を開いた。全国で初めて日当制導入を決めた福島県矢祭町議会の片野隆議長と、「合併しない宣言」をした同町の根本良一・前町長が参加し、取り組みを話した。

　住民有志でつくる「江府町の財政を考える会」は、財政調整基金などいわば町の貯金が３年後にも枯渇する恐れがあることなどから、町議報酬の日当制（日額１万５０００円）を求めている。日当制導入で年間約３０００万円のコスト削減になると試算している。同町議会（１０議員）に公開討論を求めたが、日当制に反発する議員がほとんどで受け入れられず、集会に切り替えた。今月４日までに必要な有権者（約３１００人）の５０分の１の署名はすでに集まっているという。
（引用終わり）