王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「讃岐うどん」の名称 台湾で使えず

2008-03-05 08:22:57 | 海外
うどん本場・香川困った 台湾で「さぬき」使えず 地元企業が商標登録(産経新聞) - goo ニュース

報道によれば「讃岐うどんの本場香川でうどん修行した日本人」が台湾は台北で「讃岐うどん」の店を開いたが「さぬきうどん」の名称は台湾企業が既に商標登録しており使えなくなり看板表示を変えたとの話です。

台湾企業「南僑」は9年前に「漢字、ひらがな、ローマ字、カタカナ」で讃岐うどんを登録商標していたそうです。

問題は「讃岐うどん」の様な一般名詞に近い名称が「登録商標」に成りうるのか?
でしょうが裁判で法律論争を長くやらねばならないのでしょう。
一個人がとても耐えられる事ではありません。

経営者樺島泰貴(かばしま・やすたか)さん(36歳)の店に「さぬき大使館」を認定した香川県か讃岐うどん協会?の様な組織が共同して取り組まないと訴訟で解決という訳にはいかないでしょう。

それにしても「讃岐うどん」が登録商標になるなら「稲庭うどん」「更科そば」「江戸前にぎり」「松坂牛ステーキ」等はどれも登録されそうな雰囲気がありますね。なんとも煩わしい世の中というか世界になりました。

「台南担子麺」を登録商標してしまうのはどうでしょうかね?
当然誰かがやっているかもしれませんね。わはははは!
中国でも「青森」だかの名称を登録商標した輩がいましたね。

看板の名称に関わらず樺島さんのお店が繁盛するようお祈りします。

産経新聞:
さぬきうどんの本場、香川県で修業した樺島泰貴(かばしま・やすたか)さん(36)が台北に出したうどん店「土三寒六」が、「さぬき」の名称を使用できなくなっている。台湾の冷凍食品会社「南僑」が9年前に商標登録をしていたためだ。うどん店は香川県が「さぬき大使館」に認定。香川の旧名をめぐる話だけに県も状況の調査を進めている。

 平成18年6月に出店。看板に平仮名とローマ字で「さぬきうどん」と表示した。台湾で唯一うどん打ちを見られるブースがあり、地元マスコミも取り上げた。香川県は「初めて日本人が出したさぬきうどん店」として19年1月、情報発信に協力してもらう「さぬき大使館」に認定した。

 しかし店によると、昨年11月に南僑が抗議文を郵送。12月に「1週間以内に看板の表示を変えなければ刑事告訴する」と言われた。

 南僑は「さぬき」を漢字やローマ字、平仮名、片仮名まで商標登録していると分かり、看板を変更した。

 無効審判を申し立て、台湾で一般に通用する名称と認められれば登録は取り消されるというが、樺島さんは「一般名称と証明するため、県やさぬきうどん協同組合のような組織で無効審判を申し立てるよう弁護士に勧められたが、なかなか実現しない」と話す。

 県観光振興課は「現在、状況の調査をしている段階。国際的な話でもあり、今後の対応については検討中」としている。
 南僑は、冷凍食品大手加ト吉(香川県観音寺市)と技術提携し、冷凍うどんを製造・販売している。(以下省略)
コメント (2)
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