王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

似顔絵で難事件解決

2008-03-19 07:41:01 | 社会
記憶呼び起こす似顔絵、難事件相次ぎ解決…科学捜査時代に(読売新聞) - goo ニュース

TV科捜研の女で沢口靖子さんの大活躍を見ていますと「指紋照合、血液型分析、はてはDNA鑑定」等などさまざまな事が浮かんできます。
今度の中国製毒入り餃子事件では毒になった「メタミドホス」の検出とその特性まで科捜研が分析したとか。

そんな時代に「似顔絵」とは又古典的というかアナログな捜査方法が生きていたのですね。時代劇でも江戸の頃には「似顔絵」による捜査手法はありましたものね。

さて報道によれば「似顔絵」が犯人の割り出しに威力を発揮しているそうです。
警視庁では昨年59枚の似顔絵が犯人検挙に結びつき、中でも青梅署では立て続けに難事件解決に結びついたそうです。
良かった良かった。

モンタージュ写真の作成も有るのでしょうが機械の有る所に関係者が出向かなければいけませんよね。
その点「似顔絵」は心得のある人が現場に出向きスケッチブックと鉛筆が有ればささっと済みますから事態に相応かつコストコンシャス(経費が余り掛からない)ですね。

今回青梅署で活躍された志水警部補(52歳)は2000年9月、警視庁でスタートした似顔絵捜査員制度の発足と同時に捜査員に選ばれた方だそうです。
名人いわく「大切なのは絵の技術ではなく、被害者との接し方。事件直後のおびえた被害者から、思い出したくない犯人の特徴を聞き出さなければならないから」だそうです。
やはり名人の言は奥が深いですね。
警視庁では各署に一人は「似顔絵捜査員」が配属されているそうだ。
事件の早期解決に益々の活躍を期待します。


読売新聞:
DNA鑑定など科学捜査が脚光を浴びる中、伝統的な似顔絵を使った捜査手法が犯人の割り出しに威力を発揮している。

 「似顔絵捜査員」の育成に力を入れる警視庁では昨年、59枚の似顔絵が犯人の検挙に結び付き、中でも青梅署は難航していた事件を立て続けに解決した。

 顔の特徴が強調される似顔絵は、モンタージュや防犯ビデオの映像よりも、目撃者の記憶を呼び起こす効果が高いという。

 「あっ、この人知ってる」。昨年5月中旬、東京・青梅市の病院事務室でスケッチブックに向かっていた青梅署の志水勉警部補(52)は、事務員の声に鉛筆を動かす手を止めた。

 病院では2月以降、病室での現金盗難が16件続いていた。約1か月の張り込みでも手掛かりがなく、患者から寄せられた不審者の目撃証言をもとに、志水警部補が似顔絵を描き上げた。(中略)
同庁鑑識課によると、昨年1年間に捜査員が描いた似顔絵は、5年前から約5割増え、1248枚に上った。捜査員も発足時の約6倍の185人を数え、各署に1人以上が指定されている。同課では、作成した似顔絵をデータベース化し、捜査に生かしている。(引用終わり)
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