参院「武藤総裁」否決 日銀人事 野党反対多数で(産経新聞) - goo ニュース
いやー昨日参議院で野党多数により「武藤日銀総裁」案が否決されました。
野党はと言うより「民主党」が直前になって日和見せず反対を通した事に驚いています。
その後町村官房長官が「財務省出身者だからと言って中立性が--」なんて空々しい事を言っていましたね。
今週発売された文芸春秋4月号P234霞ヶ関コンフィデンシャルによれば武藤氏の日銀総裁就任は財務省による財政・金融同時制覇の為の5年越しの駒だそうです。
財務省は2003年福井総裁就任時にも武藤総裁擁立を図ったが成功しませんでした。
以降自民党に評判の悪い派閥を離れ野中広務に取り入り、自民党に評判の悪いOBを次々要職(見栄えと待遇の良いという事でしょうね)の天下り先に押し込み財務省からの異論が出ない様仕組んだそうです。まだ書いてありますので暇な方は本屋で立ち読みあれ。
おまけ:武藤氏は橋口収元国土事務次官の娘婿で田中角栄に睨まれ次官(当時は大蔵と思う)に成れなかった閨閥の恩讐がからむとか。
8日のエントリーで民主党が武藤案に不同意か?と書いた。
総裁空席になったら爺が日銀に乗り込んで「消しゴムでサイコロをつくり金利の上げ下げを決めてやろう」かと書いたが、余り空席が続くと本当にその程度と国民に見切られてしまう。
幸い副総裁白川氏は認められたので「白川氏を総裁代行で」との案もあるらしい。
意外に在野の優れものであったりして、お試しあれ。自民党殿!
自民党は参議院で過半数を取れなかったのだから、昨年夏衆議院解散で直近の民意を問うべき所、安倍、福田と頬被りして通してきた。その心は衆議院でも過半数を失ってしまうとの読みらしい。
そうであるなら参議院の同意を得なければ成立しない案件は妥協がないと物別れになる。同意人事にも衆院優先の決まりを付け様との考えも有る様だが衆院で今の与党が多数を失った時には自分ののど元を狙う刃に変わる。
この反対で自信を付けた野党は「揮発油税暫定税率の廃止」でも勢いがつく。
月末と言うか年度末に向けて国会の動きから目が話せない。
産経新聞:
参院は12日午前の本会議で、政府が提示した次期日銀総裁人事案を採決し、武藤敏郎副総裁の総裁昇格と伊藤隆敏東大大学院教授の副総裁起用を民主、共産、社民、国民新の野党の反対多数で否決し「不同意」とすることを決めた。日銀正副総裁人事は衆参両院の同意が必要で、参院で不同意となった武藤、伊藤両氏の起用は白紙に戻る。19日に任期が切れる福井俊彦総裁の後任総裁が空席となる事態も想定され、福田康夫首相は代案提示を含めた難しい判断を迫られることになった。
日銀正副総裁人事案の否決は平成10年の改正日銀法の施行以来初めて。白川方明京大大学院教授の副総裁起用は、共産党を除く野党3党と与党の賛成多数で「同意」された。(以下省略)
いやー昨日参議院で野党多数により「武藤日銀総裁」案が否決されました。
野党はと言うより「民主党」が直前になって日和見せず反対を通した事に驚いています。
その後町村官房長官が「財務省出身者だからと言って中立性が--」なんて空々しい事を言っていましたね。
今週発売された文芸春秋4月号P234霞ヶ関コンフィデンシャルによれば武藤氏の日銀総裁就任は財務省による財政・金融同時制覇の為の5年越しの駒だそうです。
財務省は2003年福井総裁就任時にも武藤総裁擁立を図ったが成功しませんでした。
以降自民党に評判の悪い派閥を離れ野中広務に取り入り、自民党に評判の悪いOBを次々要職(見栄えと待遇の良いという事でしょうね)の天下り先に押し込み財務省からの異論が出ない様仕組んだそうです。まだ書いてありますので暇な方は本屋で立ち読みあれ。
おまけ:武藤氏は橋口収元国土事務次官の娘婿で田中角栄に睨まれ次官(当時は大蔵と思う)に成れなかった閨閥の恩讐がからむとか。
8日のエントリーで民主党が武藤案に不同意か?と書いた。
総裁空席になったら爺が日銀に乗り込んで「消しゴムでサイコロをつくり金利の上げ下げを決めてやろう」かと書いたが、余り空席が続くと本当にその程度と国民に見切られてしまう。
幸い副総裁白川氏は認められたので「白川氏を総裁代行で」との案もあるらしい。
意外に在野の優れものであったりして、お試しあれ。自民党殿!
自民党は参議院で過半数を取れなかったのだから、昨年夏衆議院解散で直近の民意を問うべき所、安倍、福田と頬被りして通してきた。その心は衆議院でも過半数を失ってしまうとの読みらしい。
そうであるなら参議院の同意を得なければ成立しない案件は妥協がないと物別れになる。同意人事にも衆院優先の決まりを付け様との考えも有る様だが衆院で今の与党が多数を失った時には自分ののど元を狙う刃に変わる。
この反対で自信を付けた野党は「揮発油税暫定税率の廃止」でも勢いがつく。
月末と言うか年度末に向けて国会の動きから目が話せない。
産経新聞:
参院は12日午前の本会議で、政府が提示した次期日銀総裁人事案を採決し、武藤敏郎副総裁の総裁昇格と伊藤隆敏東大大学院教授の副総裁起用を民主、共産、社民、国民新の野党の反対多数で否決し「不同意」とすることを決めた。日銀正副総裁人事は衆参両院の同意が必要で、参院で不同意となった武藤、伊藤両氏の起用は白紙に戻る。19日に任期が切れる福井俊彦総裁の後任総裁が空席となる事態も想定され、福田康夫首相は代案提示を含めた難しい判断を迫られることになった。
日銀正副総裁人事案の否決は平成10年の改正日銀法の施行以来初めて。白川方明京大大学院教授の副総裁起用は、共産党を除く野党3党と与党の賛成多数で「同意」された。(以下省略)